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ジョルジオ アルマーニ、夜空に瞬くようなドレスを発表。

ジョルジオ アルマーニの2021年秋冬男女合同ショー、ウィメンズコレクションのテーマは「Nocturnal（夜行性）」。モノトーンの会場で発表したのは、シックで静謐なエレガンスルック。透け感のあるシフォンやベルベットなど繊細な素材に、黒を基調にターコイズグリーンやペールトーンのパープル、水をイメージさせるプリントを彩った。シルエットはダーツをあしらったパフィなシャツや、ラグラン袖のジャケット、ドレープ使いのパンツなど、どれも軽やかに身体を包み込む。花びらのようなラッフルやジョルジオ アルマーニらしいベルベットのボウを飾って、ロマンティックなエッセンスを加えた。後半はビーズ刺繍やコサージュを、絵を描くようにあしらった淡いピンクやブルーのデイドレスが登場し、‟夜と昼の対話”を表現した。
また、ショー会場でひと際目を惹いたのは、高さ1メートルを超えるゴリラの彫像。その名も「Uri(ウリ)」。いつもはジョルジオ・アルマーニの自宅のリビングに置かれているという‟ゴリラ”が、なぜショーに現れたのか？
「『Uri』は、動物や自然を愛する私の思いを反映していて、ミラノの私の家では空間を軽やかにするオアシスのような存在です。今回、会場の中心に置いたのは、自然界を守ることの大切さを人々に思い出してもらうことがいままで以上に必要だと思ったからです」とジョルジオ・アルマーニは語り、地球環境保護のメッセージも込めた。