ランウェイに登場したモデルたちの装いは、それを目にした人の今後のおしゃれを、ときには人生をも左右してしまう。今回は、2018年秋冬コレクションから、おしゃれ好き12人の脳裏に焼き付けられたルックを紹介します。

第12回目は、スタイリスト田畑アリサさん。いままでの概念になかったアウターのレイヤード。なかでも田畑さんが気になった、個性の強いスタイリングをピックアップ。

アウター・オン・アウター

どこかに違和感がある、少し心に引っかかるような世界観が好きです。そのためコレクションでも、アンバランスなものやおもしろいスタイリングに自然と目がいきました。今回注目したアウター・オン・アウターは、バレンシアガ（写真3）やヴェトモン（写真2）といったいまの気分全開のブランドはもちろん、それぞれのブランドが、それぞれのテンションでアウター・オン・アウターを提案していて可愛い。綺麗にまとまっているのに、よくよく見るとおもしろくって、ワクワクしました。

＊「フィガロジャポン」9月号より抜粋

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