ランウェイに登場したモデルたちの装いは、それを目にした人の今後のおしゃれを、ときには人生をも左右してしまう。今回は、2018年秋冬コレクションから、おしゃれ好き12人の脳裏に焼き付けられたルックを紹介します。

第1回目は、ファッションエディターの愛甲まみさん。フェミニンだけに終わらない、テイストミックスが新しい今季のウエスタンとは？

甘×辛がうますぎなアメリカンフォークロア

ウエスタンは昔からずっと好きだったのですが、今シーズンはそのエッセンスをさまざまなベクトルで取り入れた新作がたくさん出ていてワクワクしました。たとえば、可憐なのに甘すぎないドレススタイルや、逞しさの中にロマンティシズムが漂うパンツルックなど。それらから漂う温かな人間味とクールな洗練感は、十分大人になったいまでさえ、こんなのが似合う大人になりたいなあ～と夢想してしまうポジティブなパワーにあふれています。

＊「フィガロジャポン」9月号より抜粋

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