華麗なウェディングドレス、お好みはどれ？

Fashion 2018.09.05

壮麗、華やか、型破り……オートクチュールのローブ・ドゥ・マリエ（ウェディングドレス）を描写する言葉は無数にある。ショーのフィナーレに多く登場するウェディングドレスは、オートクチュールの山場のひとつ。華やかなドレスを見ると、愛を誓い合う日を間近に控えた女性でなくともうっとりしてしまう。

2018-19秋冬オートクチュール・コレクションで披露された、ジャンバティスタヴァリのドレス。（2018年7月2日）photo：Imaxtree

7月上旬にパリで行われた2018-19秋冬オートクチュール・コレクションでも、イマジネーションと職人技が惜しげもなくつぎ込まれたウェディングドレス、あるいは花嫁が纏う候補になりそうな白いドレスがたくさん発表された。今年の秋冬はいつになくさまざまなスタイルが提案されていて、きっと好みに合うドレスが見つかるだろう。

クラシックなデザインが好きなら、おなじみのビスチェドレス。アントニオ・グリマルディ、アルマーニプリヴェ、ラルフ＆ルッソは、羽飾りと刺しゅうを施した新解釈のビスチェドレスを提案している。スモーキング（タキシード）風のシースドレスを発表したのは、アレクサンドル・ボーティエとアレクシ・マビーユ。ジャンポール・ゴルチエ、ラルフ＆ルッソが提案するショート丈のドレスは、市役所での結婚式だけで済ませるつもりのあなたには魅力的な選択肢だ。オリジナリティを求める人には、ジャンバティスタヴァリの、トレーンのついたスカートのようなパンツドレスもおすすめだ。

パステルカラーの魅力。

クチュリエたちの提案は白だけではない。カール・ラガーフェルドは、2017年春夏オートクチュール・コレクションですでに、パステルカラーのウェディングドレスを発表している。その時は、リリー＝ローズ・デップがくすんだピンクのドレスを着て登場した。2018-19年秋冬コレクションでは、燕尾服風のテーラードスーツにアーモンドグリーンを選んでいる。

カイア・ガーバーが着たパステルピンクを筆頭に、青や銀色の羽が刺繍されたヴァレンチノのイブニングドレスは、うっとりするような美しさ。フェンディの淡いピンクのドレスも見逃せない。ウリヤナ・セルギエンコは、スカイブルーに近い色合いのチュールドレスが目を引く。ディオールとエリーサーブが提案するヌードカラーのドレスにも注目だ。

オリジナリティを求める未来の花嫁のみなさん、あなたの心を捉えるドレスはありましたか？