27歳のインフルエンサー、中国版ヴォーグの編集長に!

Fashion 2021.03.05

中国版「ヴォーグ」の新編集長に、弱冠27歳のマーガレット・ザンが就任!
オーストラリア生まれのインフルエンサーは、「ヴォーグ」誌史上最年少の女性編集長として、モード誌の歴史にその名を刻むことになる。

 

コンデナスト社に若さの嵐が吹き起こった。2021年2月24日、27歳のマーガレット・ザンが中国版「ヴォーグ」の編集長に任命された。世界に名だたるファッション誌に、史上最年少編集長の誕生だ。

「国際的な経験を持ち、マルチプラットフォームで卓越したデジタル分野のエキスパートであり、多様な分野に興味を示す彼女は、中国版『ヴォーグ』の未来を牽引するのに完璧な人材」とアメリカ版「ヴォーグ」の編集長で、最近コンデナスト社の世界コンテンツ責任者のポストに任命されたアナ・ウィンターはコメントしている。マーガレット・ザンは、16年にわたって中国版「ヴォーグ」のディレクションを務めたジャーナリスト、アンジェリカ・チャンの後を引き継ぐ。

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「ヴォーグ」にミレニアルの風

ファッションショーの最前列の常連。インスタグラムにのフォロワー数は1100万。エレクトリックブルーのヘアがトレードマークのマーガレット・ザンは、中国「ヴォーグ」に新しい風を約束する。若さだけでなく、最新トレンドの芽をいち早くキャッチする人物。オーストラリアに生まれ、現在も拠点としているシドニーで商業と法律の学位を取得し、ここ10年はニューヨークと中国を行き来している。

2009年に立ち上げた自分のウェブサイトについて、彼女は「ビジュアルを刺激する場」と説明している。この活動から、シャネル、グッチ、ルイ・ヴィトンなどのハイブランドのメゾンとのコラボレーションが生まれた。

 

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若き才能を後押し

バレエを通してモードを発見したという多才な彼女は、インスタグラムでも見られるように、「映画監督」としても自己表現している。「Number65」と名づけたシナリオを書き、クリエーションディレクター、フォトグラファー、ライター、そしてモデルにもトライ。

2016年には、ミレニアル世代をターゲットにしたチャイナ「Vogue me」のローンチのために、二つのデジタル版カヴァーを撮影、デジタルというフォーマットへの興味のほどを示した。

中国版「ヴォーグ」での目標は? 映画、音楽、アートとモードの分野で、中国の新しい才能に光を当てること。もちろん、彼女が大事にしているダイバーシティ、持続可能性、ソーシャル・インクルージョンの3つの価値観も忘れずに。

texte : Augustin Bougro

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