ディオール×アフリカのサヴォワールフェール、モロッコで花開く。

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2019年4月29日、モロッコの地で、豊かな想像力が開花した。ディオール2020 クルーズ コレクション――マリア・グラツィア・キウリは、常に思い描いてきた“アフリカ文化との創造性あふれる交流”を、このモロッコの地で美しく昇華した。

190513-1_DIOR_CRUISE-2020_GROUPSHOT_©Nadine-Ijewere-for-Dior.jpgディオール 2020 クルーズ コレクションより。©Nadine Ijewere for Dior

地中海、ヨーロッパ、アフリカが出合い絡まり合うモロッコ。ここはアーティストたちが魅了され憧れてきた、魅惑の地だ。ここでディオールが辿る記憶の旅は、クリスチャン・ディオールの最初の後継者であるイヴ・サンローラン(彼もまたモロッコに魅了されたひとり)の記憶とも繋がり、メゾンの記憶とリンクしてゆく。

今回のコレクションでは、アフリカのカルチャーとさまざまなバックグラウンドを背景とするアーティスト・職人と協働。異文化とコラボレーションすることで、より開かれていく“インクルーシブ”なものとなった。インスピレーションを展開するだけでなく、コレクションにアフリカンファブリックやサヴォワールフェールを取り入れることで、ビジネスや経済のサポートにも繋がっているのだ。

190513-3_DIOR_READY-TO-WEAR_CRUISE-2020_TEXTILES_@-IMI-N_TATALT_©INES-MANAI_2.jpgモロッコ北部、アンチ・アトラス地方にあるSumano(スマノ)で、テキスタイル作業をする様子。

190513-6_DIOR_READY-TO-WEAR_CRUISE-2020_TEXTILES_@-IMI-N_TATALT_©INES-MANAI_36.jpg女性たちが纏う衣服も美しい。

今回、「コモン・グラウンド」という思想をもとにショーを展開。ファーストインスピレーションは、“アフリカン ワックス”。インドネシアやオランダをはじめ多次元的な起源をもち発展してきたこの生地は、まさに豊かな文化の多様性を表現している。マリア・グラツィア・キウリはディオール コードを生地の緯糸に織り込んでそれを再解釈し、スペシャルエディションをデザインした。

スマノでのテキスタイル作業の様子。

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ルックだけにとどまらず目を引いたのは、会場内に配置された、モロッコの職人が生み出す独特の模様が彩るクッションや陶磁器。それらはモロッコ北部、アンチ・アトラス地方の織物と窯元のサヴォワールフェール。6000年以上もの古代より伝わる技術や紋様を、限りなくオリジナルに近い形で、その技を現在へと受け継いでいる。今回、マリア・グラツィア・キウリは、それらモロッコのサヴォワールフェールを保存するべく尽力する「Sumano(スマノ)」とコラボレーションを行ったのだ。

190513-8_DIOR__READY-TO-WEAR_CRUISE-2020_EMPTY-SPACE_©RAPHAEL-DAUTIGNY_3.jpg会場のいたるところに陶器やテキスタイルが。

190513-9_DIOR__READY-TO-WEAR_CRUISE-2020_EMPTY-SPACE_©RAPHAEL-DAUTIGNY_12.jpg職人による模様が施されたクッションが置かれて。

陶磁器はウェルカムランチやディナー、パーティでのうつわとして客を迎え、今回のプレゼンテーションを演出する役割も果たした。そして象徴的だったのは、スマノの女性の手作業で染められ織られた美しきコートが、ランウェイでファーストを飾ったこと。

190513-16_DIOR__READY-TO-WEAR_CRUISE-2020_LOOKS_001.jpgディオール 2020 クルーズ コレクション、ファーストルック。

スマノでの陶器づくりの作業の様子。

文化間の対話をオープンにし、ブランドとアーティストの真のコレボレーションを実現するべく、マリア・グラツィア・キウリが行うものづくり。その精神は、あらゆる境界を越え、多彩な現実と時間を紡いでゆく。

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