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ジュエリー&ウォッチ Buzz!

話題のApple Watch、どうつける? どう遊ぶ?

ジュエリー&ウォッチ Buzz!

ファッションアクセサリー? それとも身につける電子機器? 旋風を巻き起こしつつあるApple Watchを、女性目線でチェック。これまでテクノロジー系のジャーナリストたちが分析してきたこのモデルを、ジュエリー・時計ジャーナリストの視点でレビューします。

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涼しげなホワイトのラバーストラップをつけたApple Watch。ストラップは交換可能。

気になるオンライン予約・店頭予約は2015年4月10日16時1分からスタート。24日から予約分が次々と出荷されています。まずはApple Watchのラインアップと特徴を見てみましょう。

・アルミニウムケース×強化ガラスの「Apple Watch SPORT」(46,224円〜)
・ステンレスケース×サファイアクリスタルの「Apple Watch」(72,144円〜)
・18Kゴールド×サファイアクリスタルの「Apple Watch EDITION」(1,382,400円〜)

これらにそれぞれ38mmサイズと42mmサイズが揃いますが、42mmはかなり大きいので、38mmの方がフィットすると思います。またアルミニウムや強化ガラスは耐久性に劣るので、傷みにくさで選ぶならステンレスとサファイアクリスタルのモデルが断然おすすめ。さらにスポーツバンドと呼ばれるフルオロエラストマー(ラバー)製ストラップ、レザーストラップ、メタルブレスレット、ミラネーゼブレスレットなどが選べます。

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ミラネーゼブレスレットをつけたApple Watch。ジュエリーとの重ねづけにも挑戦して。

このストラップやブレスレット、自分で好きなように交換して楽しめることに注目。背面にあるボタンを押すと簡単にはずれて、つけ換えが可能なのです。ポップなカラーが揃ったラバーもいいし、落ちついた色味のレザー、しなやかな仕立てのミラネーゼも魅力。発売後には、Apple純正以外のストラップも続々登場すると思われます。ボタニカル柄や、夏らしいマリンストライプ、刺繍、デニムやファーなど、モードな素材もきっと出てくるはず。
文字盤はデジタル表示やアナログ表示を選べるだけでなく、さまざまな機能を備えたバリエを用意。クロノグラフ(ストップウォッチ)や日付表示など、機械式時計を思わせるクラシックな文字盤は、変にフューチャリスティックになりがちなデジタルガジェットとしてはじつに新鮮。細い針の形は、なぜかオーデマ ピゲやパテック フィリップの名作時計と同じです。普段は文字盤がスリープしていて、腕を上げると自動的にONに。たとえばその日のコーディネイトに合わせて表示の色を変えることもできるし、海外に飛んだときは、時刻合わせをしなくても現地時間を表示するので便利です。

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軽量アルミニウムのApple Watch SPORT。日常生活防水程度なのでプールは禁物。

いまはフィットネス機能、メールや着信の通知、音声入力などに話題がかたよっているようですが、じつはこのApple Watch、高級機械式時計が相当に好きな人が作ったと思われるディテールが随所にあふれています。鏡のように磨かれたステンレススティールや、硬度を高めたゴールドのケース、角がなめらかなサファイアクリスタル、抑えられた厚み、本体から自然な流れでつながるストラップやブレスレット。単なるデジタルガジェットではなく、時を告げる腕時計としてもクオリティは上々。デザインに関わったマーク・ニューソンは、かつてアイクポッドという高級機械式時計のブランドで時計界をにぎわせた鬼才なのです。

ITツールというよりは「スタイリッシュな最新時計」として楽しみたいApple Watchは、伊勢丹新宿店やパリのコレットでも販売される予定。今年はグッチ、ブルガリ、タグ・ホイヤーもAppleの後を追ってスマートウォッチ開発に乗り出すことを発表したばかり。手元のアクセントになる小粋なスマートウォッチの登場は、ファッションシーンにも影響を与えそうです。

●問い合わせ先
オンラインでの予約・販売は、Apple Store
http://store.apple.com/jp

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