【シャネル02】本への情熱がコレクションに結実。
シャネルの魅力にクローズアップ
「本は私の親友」とは、読書家だったガブリエル シャネルの言葉。幼き頃、孤児院で過ごしたシャネルにとって、本に綴られた物語は想像の扉を開き、彼女をまだ見ぬ未知の世界に誘うという重要な役割を果たしていた。
リッツ・ホテルのガブリエル・シャネルの部屋にて。 © François Kollar
本への情熱、それはガブリエル・シャネル、カール・ラガーフェルド、そしてヴィルジニー・ヴィアールの共通項のひとつでもある。今回、ヴィルジニー・ヴィアールがシャネルのアーティスティック・ディレクターに就任し、初めてのオートクチュールコレクションが発表された。そのテーマこそ、この“本への情熱”だ。
Discover about the Passion for Books
会場となったパリのグラン・パレには巨大な図書館が登場。数千冊もの本がモデルたちの闊歩するランウェイやゲストを取り囲む、円形の壮大なシャネルのライブラリーが、ゲストたちを圧倒する。
チェアやコーヒーテーブルなど、寛いだリビングルームのような空間も再現し、そこをリラックスした空気感を漂わせたモデルたちが軽快な足取りで歩く。「ノンシャランでエレガント、そして自由で動きやすいシルエット。そのようなシャネルのアリュールを纏った女性をイメージしました」とヴィルジニー。
1930年代の洗練されたイメージと現代性が融合したルックの数々には、もちろんツイード素材や繊細な手仕事など、シャネルらしいコードが随所に散りばめられている。
Look 1 © CHANEL
Look 17 © CHANEL
Look 52 © CHANEL
Look 53 © CHANEL
Look 60 © CHANEL
Look 70 © CHANEL
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シャネルの書庫に集ったセレブリティ。
会場のグラン・パレには、世界中からセレブリティが集結。シャネルの新作香水に抜擢された女優のマーゴット・ロビーやアンバサダーのキャロリーヌ・ドゥ・メグレの姿も。
「強くて、パワフル、そしてシックなコレクション。教養がある賢いパワーウーマンをイメージさせる仕上がりだわ」とは、シャネルのアンバサダーでオーストラリアの女優、フィービー・トンキン。日本からは、シャネルのアンバサダーを務める女優の中条あやみとカヌースラローム選手の羽根田卓也選手が駆けつけた。
シャネルの新作香水の顔を務める女優のマーゴット・ロビー。 © CHANEL
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シャネルのアンバサダーでメイクアップ ライン「レ ベージュ」のキャンペーンも務める女優のマリーヌ・ヴァクト。 © CHANEL
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シャネルのアンバサダー、キャロリーヌ・ドゥ・メグレ。 © CHANEL
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シャネルのショーでランウェイモデルも務めたこともある女優のエリー・バンバー。 © CHANEL
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シャネルのアンバサダー、女優の中条あやみも日本から駆けつけた。 © CHANEL
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シャネルのアンバサダーでオーストラリアの女優フィービー・トンキン。 © CHANEL
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カヌースラローム選手の羽根田卓也も会場に。 © CHANEL
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真紅のパンツが似合う女優のマリオン・コティヤール。 © CHANEL
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女優のイザベル・アジャーニは全身ブラックの装いで登場。 © CHANEL
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女優のイザベル・ユペールはラフなスタイルで。 © CHANEL
texte : TOMOKO KAWAKAMI, graphisme du titre : SANKAKUSHA