【シャネル15】オートクチュールの裏側へ。
シャネルの魅力にクローズアップ
7月7日にシャネルの公式サイトおよび全プラットフォームで発表された、2020/21年 秋冬オートクチュール コレクション。シャネルが誇る卓越したサヴォアフェールの魅力が存分に発揮された、今回のオートクチュールコレクションが完成するまでの軌跡を追ったムービーが公開された。
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3つのモノクロ映像で構成される物語を手がけたのは、映像作家のロイック・プリジャン(Loïc Prigent)。パリ・カンボン通り31番地にある4つのオートクチュールのアトリエで、プルミエール(トップの裁縫師)とそのチーム、そしてヴィルジニー・ヴィアールが最新コレクションに命を吹き込む貴重なシーンを撮影している。
精緻なオートクチュールピースには、作り上げる人々の技術と情熱が注ぎ込まれている。 photo : SARAH VAN RIJ ©CHANEL
それぞれの映像には、コレクション発表に向けて着々と仕事を進める独特の雰囲気が映し出されている。本番直前、モデルたちを迎えてフィッティングをしながら、最後まで緻密な調整が繰り広げられる。そんな時、シャネルのオートクチュールを支えるプルミエールや何人かの裁縫師に質問を投げかけるロイック・プリジャン監督。繊細な刺繍を施しながら、監督の問いかけに手を止めた裁縫師は、「神経質で極めて慎重、そして我慢強くないと、この仕事は務まらないわね。私たちは、この仕事を愛しているの。すべてを賭けて、働いている。すべての行程は正しく進められなくてはいけないの。なぜなら、これはオートクチュールコレクションなのだから」と語った。
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texte : TOMOKO KAWAKAMI, graphisme du titre : SANKAKUSHA