アートなイヤーカフ。
おしゃれ好きなもので......
こんにちは。
編集TASHIROです。
インパクトのないぼんやりとした顔をしているくせにメイクをしないので、メイクの代わりに、耳元に主張のあるジュエリーを着けてすこしでも顔周りにインパクトを……、というのが私の定番のスタイルだったのです。
が、耳元にゆらゆらと大きなものが揺れていると現在1歳4か月の娘に、もれなくむしり取られるようになりました。
子育ての現実とお洒落の狭間で揺れ動いていた時に出合ったのが、ジュエリーブランド「エスティーキャット(ST, CAT)」の「drawing」コレクションのイヤーカフ。
耳の付け根にぴったりと密着させて身に着けるデザインなので、これなら、もう誰にもむしり取られません。
シンプルでさり気ないデザインなのに、耳元にあるとないとでは大違い。
そう、その存在感はまるで眉毛のよう。
フィガロジャポン3月号「アートと暮らす」というテーマを担当させて頂いた際に、アートからインスピレーションを受けてジュエリーをデザインする林聖子さんのお宅に伺ったのがブランドを知るきっかけだったのですが、お世話になっているスタイリストさんの口からこのジュエリーの話がでてきたり、打合せで会った方が身に着けていたりと、なんだか勝手にご縁を感じておりました。
アートを愛する彼女らしい「drawing」コレクションは、さり気ないのに上品で強く、身に着ける人に委ねるような余白のあるデザイン。
すべて手作りなので、同じものはひとつとしてありません。
私の手元にあるイヤーカフは、エゴン・シーレが描く女性のような官能的なフォルムだな、と愛おしく眺めております。