Vol.2 背中を押す、旅の仕方。
caoの心の育て方。
ウィークリー連載「caoの心の育て方。」。いつもとちょっと違った考え方をしてみると、心がぐっと元気に軽くなる。そんな話を一緒に読みたい記事と合わせてご紹介。連載は大きなテーマを複数回に分けて、さまざまな角度からアプローチ。最初のテーマは「旅」、まずは旅に出るまでにフォーカスします。
前回の話とcaoさんの紹介はこちらへ▶自分を癒やす、旅の方法。
自分の背中を押す旅は、ちょこっとでも、十分にでも、自分で、もしくは何方かに癒されたあとに楽しむ旅、旅行かな。
誰であっても、満たされていないと背中は押せないでしょ。
そして、自分が満たされていると、自ずと相手に対しての影響力も大きくなってきますよね。
さて、具体的に自分の背中を押す旅ってなに?って言うと、見たことのない自分にチャレンジする旅かな。
そのチャレンジとは、今まで旅行先で貰っていたサービスとは、違うサービスを受けてみること。
例えば、お部屋をグレードアップするなど、些細なこと。
そのチャレンジは簡単だなと思うなら、行き先にスポットを置くのではなく、そこに行くまでの道のりをチャレンジするのもオススメですよ。
毎回、飛行機の直行便を使っているなら、あえて少し遠回りをしてみるんです。船旅に変えてみるのもいいですよね。
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もっと言うと、旅の始まりがスタートではなくて、ここに行こうと決めた時がスタートの瞬間。
その瞬間から一つ一つのことを丁寧に扱ってあげる、というのも背中を押す旅になります。
そこからどうやって行こうかな、こうやって行ってみようと、自分で盛り上げていくのです。
日帰りでも行けるようなところを、あえて違うルートを取って時間をかけて行くなど、これまでの自分では選ばないようなものを選ぶと、いつもと違う世界が見えてくる。
旅行先に着くまでの間に、自分の中のすべての感情を豊かに育てていくといいですよ。
時には鈍行、時には急行を使って、イレギュラーを楽しむ旅はチャレンジの旅。
リッチ感を追求しても、ローカル感を追求してもどっちでもいい。
その時に感じる音とか香りとか、一つ一つ丁寧に味わい尽くす、そういうのがとても大切。
普段の生活に密着していない旅、仕事に密着していない旅はすべて、背中を押す旅行になります。
自分なりの背中を押す旅、旅行を楽しんでくださいね。
いつからか動物や植物など、言葉を使わないコミュニケーションが得意(なのか?)。そんな風になんとなく毎日を楽しんでいるちっぽけな光の欠片。https://note.mu/caoyuru
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