【Weekly連載 10】年末のご挨拶で、来年に向けて舵を切る。
caoの心の育て方。
2019年もそろそろ終わりですね~
そんな時期なので、年の瀬にするあれやこれやを。
お役に立てば嬉しいです。
ではでは……
年末は、今年一年を振り返って、ご縁のあった方やお世話になってきた方にご挨拶が多くなる頃ですよね。
仕事では、挨拶回りという言葉もあるくらい、忙しくなる時期ですね。
このご挨拶を、マニュアル的にこなしていくのと、意識をもって行うのとでは全然違ってきますよ。
ご挨拶をする方々にも、あなたがこれから先もご縁を続けていきたい場合と、いったんいまの関係を整理したい場合と、はっきり心に決まっているときがありませんか。
「縁切り」という言葉がありますが、そういう悪縁を切るようなイメージではなくて、あなたとその方との関係に句読点をつけるようなイメージ。
小説でいうと、第1章が終わって第2章にいくような感じです。ストーリーが終わるわけではありませんよ。
そんな風に、いまの関係を整理したい場合のご挨拶は、態度で表すより言葉で表すこと。
言葉とは、簡潔に言うと「ありがとうございました。お世話になりました。」です。
その方のおかげでいまのあなたがある、という「ありがとう」の気持ちを乗せて伝えていきましょう。そして、お世話になりました、と気持ちの句読点を自分で打ちます。
言葉って大切。
相手にちゃんと伝わります。文字にしても、話すにしても、感謝の気持ちを込めてみてくださいね。
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一方、今後もご縁を続けていきたい場合。
こちらは、ありがとうという気持ちもそうですが、さらに「おかげさまで」という気持ちが大切ですよ。
「ありがとうございました、これからもお世話になります」という感覚ですね。お世話になりました、という過去形の気持ちにはなりません。
「おかげさま」の気持ちをより強く感じ、その方のおかげで、というところに感謝の気持ちが自然と湧き、笑みを浮かべているかも。
その「おかげさま」の気持ちを、同じように言葉にして、その方に伝えてみてくださいね。
年賀状でも、メールでも、直接のご挨拶でも、言葉にするものはすべて同じ。
ありきたりの挨拶を続けていくのではなく、あなたの中でいったん関係を整理して、来年もその方を含めてスタートしたいのか、含めないでスタートしたいのか。気持ちを乗せた言葉を発することで、自分で未来に舵を切っていくことができます。
仕事でもプライベートでも、意識的に言葉を選んでご挨拶をしてみてくださいね。
言葉に心を乗せると、魔法の呪文のよう。
魔法使いになってくださいね。
おまけ・caoさんの一言占い
少し歩幅を広く歩いて、空気をかき回すお掃除をしましょう!
いつからか動物や植物など、言葉を使わないコミュニケーションが得意(なのか?)。そんな風になんとなく毎日を楽しんでいるちっぽけな光の欠片。www.instagram.com/cao.yuru
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illustration : MARIKO ENOMOTO