caoの心の育て方。

五感を刺激し、身体を整える食事は?

caoの心の育て方。

さまざまなものとのコミュニケーションが得意なcaoさんによる連載。毎回いろいろなテーマでお届け中。今月は麹や米など“日本オリジナルの食”についてのお話です。今週は郷土料理のお話。
本日発売の「フィガロジャポン」12月号では日本酒特集も。併せてお楽しみください!

1回目:
日本の食にフィーチャー、日本酒にまつわる粋なお話。
2回目:
ときには快眠をサポートする、味噌のお話。
3回目:リラックスできる、日本茶の秘密。


今月のテーマは、“日本オリジナルの食”。

いまから過去にずいずい~っと還り、食卓のある風景をあちこち覗きまくり、支度の風景、お料理の品々、その香り、食卓を囲む人たちの声に、胸いっぱいヒタヒタと浸っているわたしがいます……

ひとりでの食事も多いはずのわたしの記憶なのに、何故だろう、寂しい気持ちを抱いたことがないことに気がつく。

食卓にあるお料理が温かかったからだろうか。

な~んてね、おセンチな気持ちが恥ずかしくなるこの頃の、大切なひとときであります。

さて今回は、郷土料理ですとか家の定番、みたいな話でよろしくお願いします。


郷土料理っていいますと、その地域にある野菜や魚、肉、乾物、調味料を使って、独自の調理方法で作られたお料理のこと。自分ではあまり気にしないうちに伝承っていいましょうか、当たり前なお料理になっていきますね。

その当たり前は、五感の視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のベースが備わるきっかけのひとつになります。

あらゆることごとで五感が備わってくると、第六感というカンね
視えちゃったら意味ないんだけども、勘がバリバリ優れて、その人らしく輝きだすのですよね。

子どもの放つ七色のキラキラとはまるで違う、力強いキラキラで彩りも変化をし始める。

そのころ、ハニカミ屋さんは恥ずかしくて黒い洋服を着たがるのですが、この時彩りを楽しむと彩りの幅になじむことができるのですがね。
彩り豊かに放つなか、黒いお洋服はカッコいいらしい。

って、五感や彩りについてはまた別の機会にして――

郷土料理、家の定番ってお話に戻します。

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●●県の郷土料理とリサーチして出てくる郷土料理って、ごく一部ですよね。

けれど、●●県のここの地域の名物は? なんてリサーチしたらあるわ、あるわ! おもしろいっ。

さらに、家庭ごとにひと味違った変化球が加わると、その家庭のオリジナルなお料理に変わる。


地産地消という贅沢な言葉がありますよね。

その土地にあるものをその土地でいただくとおいしい〜。

おいしいからとお土産にいただいたり、自宅で作ってみると、う~ん、なんだかピンとこない!!

そんなことはありませんか。

 

それは、その土地の土や水、風が運ぶ香り、景観などの風土、その土地の調味料で五感が左右されるのでしょうね。

だから、またあれを食べに行こう! となるのでしょう。

わたしの場合はお酒ですけども
へへっ

 

五感を鍛え上げたお料理が好きという人は、体調を崩した時やメンタル落ちちゃったかもの時、もしくは、なんか無駄にテンション高くないかい?な時に、郷土料理をお腹いっぱいいただきましょうね。

五感の視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚をくすぐるかのように刺激すれば、あなたの意識関係なく身体がフラットなあなたに戻そうとしてくれますよ。

ぜひお試しを!!

 

感覚的にですが、日本人は日本で産まれたからではなく、日本に居るから日本人であるのかも。

日本に居るのであれば、日本の四季や風土、文化、食を楽しみましょう。

日本人でも日本のことは知らないことがいっぱい。
えー!と驚きと発見を探してみるのも楽しいですよ。

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江戸の食文化と料理、再発見。
お米の粒で、元気をチャージ。
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cao

いつからか動物や植物など、言葉を使わないコミュニケーションが得意(なのか?)。そんな風になんとなく毎日を楽しんでいるちっぽけな光の欠片。
Instagram:@cao.yuru

illustration : MARIKO ENOMOTO

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