名喫茶店でいただく、ロングセラーデザート。 横浜生まれのプリン ア ラ モードを、レトロな空間で。

Gourmet 2018.01.17

古きよき名喫茶に、名物デザートあり。創業からいまなお愛される、厳選4品がこちら。内装やビジュアルに残る開店当時の面影を感じながら、レトロな気分で味わいたい。横浜で生まれた、懐かしい憧れのデザートといえば、プリン ア ラ モードだ。

#01. ホテルニューグランド ザ・カフェ|横浜

170117-kissaten-01.jpg

独特な形をした皿は、レストランで使われる前菜用のコルトンディッシュ。「プリン ア ラ モード」¥1,458。別途10%のサービス料がかかる。

窓の外は山下公園を挟んで横浜の港を一望。港から多くの西洋文化が入ってくると同時に、このカフェではさまざまな新しい味が誕生した。「プリン ア ラ モード」もそのひとつで、戦後、GHQ に接収されていた時期に将校夫人たちのために工夫を凝らして作られたという。卵のコクが強く、エッジの立ったキリッとしたプリンに、出来たてのバニラアイス、色とりどりのフルーツ、生クリーム。計算し尽くされた黄金比は、まさに夢の味わい。

170117-kissaten-03.jpg

2016年10月に耐震工事を経てリニューアル。椅子の布地が変わったが、雰囲気はそのまま。 

170117-kissaten-02.jpg

昭和2年の開業以来、世界中からのゲストをもてなし続ける。 

Hotel New Grand The Café/ホテルニューグランド ザ・カフェ
神奈川県横浜市中区山下町10 ホテルニューグランド本館1F
tel:045-681-1841
営)10時〜21時L.O.
無休
www.hotel-newgrand.co.jp

【関連記事】
シシド・カフカ、オニール八菜、横澤夏子、3人が語る思い出のスイーツたち。
〈パフェ日記〉老舗フルーツパーラーで、ふたつめのパフェの誘惑。

*『フィガロジャポン』2017年12月号より抜粋

photos : AKEMI KUROSAKA (STUH), texte : MEI HOJO

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

清川あさみ、ベルナルドのクラフトマンシップに触れて。
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
2024年春夏バッグ&シューズ
連載-鎌倉ウィークエンダー

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories