冷水希三子に教わる 朝から夜まで、キレイなスープ生活。 身体あたたまる、キャベツとアサリのクラムチャウダーレシピ。
Gourmet 2019.02.20
料理家・冷水希三子が春に向けて、自宅で作りたいのは温かいスープ。身体に染み込む野菜たっぷりの滋味深い味を。
Lunch|昼
キャベツのクラムチャウダー
ハーブが香る、さらりと上品なスープ。
クラムチャウダーで定番のジャガイモは煮すぎると溶けるので使わず、さらっとした舌触りに仕上げた。主役はあくまで春キャベツ。少し煮るだけで軟らかく、甘味を引き出すことができ、ミルクのまろやかな風味ともよく合う。仕上げにはハーブをたっぷり添えて、春らしい味わいに。鶏肉も少しだけ入れることで、アサリとともにいい出汁になる。
【材料 2人分】
春キャベツ 1/8個
アサリ 200g
鶏モモ肉 80g
玉ネギ 1/2個
ローリエ 1枚
牛乳 500㎖
バター 15g
薄力粉 大さじ1
塩・ディルやセルフィーユなど好みのハーブ 各適量
【作り方】
1. キャベツはひと口大に切る。アサリは砂抜きしてこするように洗う。鶏肉は1㎝角に切り、塩少々をもみ込み、熱湯をかけて霜降りにする。玉ネギは薄くスライスして、ざく切りにする。小鍋に牛乳とローリエを入れ、温める。
2. 鍋にバター、玉ネギ、塩少々を入れて混ぜ、蓋をして10分ほど弱火にかける。時々混ぜる。
3. 2に薄力粉をふり入れてなじませ、牛乳を少しずつ加え、その都度混ぜる。塩で味を調える。
4. キャベツ、アサリ、鶏肉を入れ、蓋をずらして10〜15分煮る。
5. うつわに盛り、ハーブを散らす。
料理家
冷水希三子 Kimiko Hiyamizu
雑誌、書籍、広告などで料理提案、レシピ制作を行う。スープの素を使わず、食材の味を引き出す達人。近著に『スープとパン』(グラフィック社刊)がある。
冷水希三子 Kimiko Hiyamizu
雑誌、書籍、広告などで料理提案、レシピ制作を行う。スープの素を使わず、食材の味を引き出す達人。近著に『スープとパン』(グラフィック社刊)がある。
*『フィガロジャポン』2017年3月号より抜粋
photos : AKIKO BABA, stylisme : MISA NISHIZAKI, texte : MEI HOJO