新時代のこだわりフレンチに出合う。 神楽坂の秘密の食空間で、エンターテインメントを堪能。

Gourmet 2018.06.01

新しい食の魅力に開眼、分子ガストロノミーが生み出す美食のイリュージョン。

セクレト|神楽坂

180412-tokyo-restaurant-01.jpg

料理は¥16,000のコースのみ。「ハタ サフラン」は魚料理のメイン的一品。ポワレしたハタに添えているソースは、フレンチの伝統的なブールブランソース(白バターソース)にサフランを加えたもの。

住宅街のマンションに潜む、秘密の食空間。それが、セクレトだ。重厚な扉を開くと、そこには美食のイリュージョンが待っている。液体窒素など前衛的なテクニックを駆使しながら、ゲストの目の前で次々と料理を繰り出すのは、分子ガストロノミーの先駆的存在エル・ブジ出身の藪中章禎シェフ。その料理は、凍らせたフォアグラをふりかけたフレンチトーストだったりと、エンターテインメント性もたっぷり。それでいて、サフランソースで仕上げた魚料理など、クラシックな皿も登場する緩急自在なコースを満喫したい。

180412-tokyo-restaurant-02.jpg

「フォアグラ フレンチトースト」。凍らせたフォアグラを、目の前でチーズのように削るパフォーマンスも見事。 

180412-tokyo-restaurant-03.jpg

「ウニ キャビア」。北海道産のウニに飴色になるまで炒めた玉ネギを加えて甘味をプラス。なめらかな口当たりは生クリームのなせる技。

180412-tokyo-restaurant-04.jpg

オープンは昨年の10月。19時に一斉にスタート。コースの値段にはワインなどペアリング、サービス料も含まれている。

Secreto/セクレト
東京都新宿区二十騎町2-23 ランピオンイゴー102
tel:03-6265-3664
営)19時一斉スタート
休)月、不定休 要予約
予算:¥16,000
https://secreto-tokyo.com

*『フィガロジャポン』2018年4月号より抜粋

photos : KAYOKO UEDA, texte : KEIKO MORIWAKI

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

フィガロワインクラブ
Business with Attitude
キーワード別、2024年春夏ストリートスナップまとめ。
連載-パリジェンヌファイル

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories