お家で作る世界のホテルのレシピ。#10 【世界のホテルレシピ】トリュフが香るパリのサラダ。

Gourmet 2019.07.31

世界のさまざまな国のホテルのシェフが、家でも作れるホテルの味を伝授する短期連載「お家で作る世界のホテルのレシピ」。第10回は、フランス・パリのホテル・プラザ・アテネ内のビストロから、「アーティチョークとベビーリーフのトリュフヴィネグレット」をご紹介。

洗練された、パリの老舗の味。
ホテル・プラザ・アテネ/フランス

 「アーティチョークとベビーリーフのトリュフヴィネグレット」

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いつの時代も、パリの憧れのホテルであり続けている「ホテル・プラザ・アテネ」。その中にあるビストロから届いたのは、ちょっぴり贅沢なトリュフ風味のヴィネグレットを使ったサラダ仕立ての料理。

フレッシュのアーティチョークとトリュフを使い、非日常感にあふれた一皿はとても魅力的。とはいえ、再現するのはハードルが高いと感じる人も多そう。そんな時は、トリュフオイルをたっぷり使うヴィネグレットソースだけでもぜひチャレンジしてみたい。

まろやかな酸味とコクのあるシャルドネビネガーと合わせて作ったものを、ベビーリーフだけのサラダ(つまり葉を洗うだけ)にかけてみて。口にすれば、完璧なおもてなし料理の味になっていることに驚くはず。オイルもビネガーも高価だけれど、ほとんど手間をかけずしてレストランの味になるのだから、ここぞという日のためにマスターしておきたい。

〈材料 2人分
アーティチョーク 3個
レモン汁 /2個(搾っておく)
トリュフオイル 大さじ1 2/3
ベビーリーフ 5g
トリュフ 5g(塩水漬けでも可。薄く切る)
塩 少々
胡椒 少々
シャルドネビネガー 大さじ1 2/3(白ワインビネガーでも可)
パルメザンチーズ 15g(薄くスライスする)

〈作り方〉
1. アーティチョークはガクを取り、中の繊毛を取り除いて生で食べられる状態にする。アクが出て黒ずむのですぐにレモン汁に入れ、冷やしておく。
2. 半量のアーティチョーク、シャルドネビネガー少量(分量内)、トリュフオイル少量(分量内)を混ぜる。
3. 残りのアーティチョークを細かく刻む。
4. ベビーリーフを洗って水を切り、 ペーパータオルに載せておく。
5. 残りのシャルドネビネガーとトリュフオイル、塩、胡椒をよく混ぜ合わせてヴィネグレットソースを作る。

〈盛り付け〉
1. 作り方2のアーティチョークを5mmほどにスライスしてお皿に円を描くように盛り付ける。
2. 作り方3の細かく刻んだアーティチョークを1の中心に高く盛り付ける(後にここにベビーリーフでバラの花を作るので、その作業がしやすいように)。
3. 2の盛り付けを崩さないよう、注意深くヴィネグレットソースをふりかける。(あれば刷毛を使うとよい)
4. ベビーリーフをヴィネグレットソースであえて、3の上にバラの花のように盛り付ける。
5. トリュフとパルメザンチーズを飾る。

パリを代表する、エレガントなパラスホテル。
 

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1913年にオープンした、パリのパラスホテルのひとつ。エッフェル塔やセーヌ川に近く、ホテルに面したモンテーニュ通りは、多くのオートクチュールのブティックが軒を連ねるパリ屈指のスポット。


欧米に9軒のラグジュアリーホテルを展開するドーチェスター・コレクションのひとつ。部屋数はスイートルーム54室を含む208室。スイートルームからはパリが一望できる。ホテル内には5つのレストランがあり、ミシュラン3ツ星レストラン「アラン・デュカス」もそのひとつ。今回のメニューはビストロ「ル・ルレ・プラザ」のシェフオリジナル。1936年創業、アールデコ調の装飾が特徴のビストロは、いまなおホテル宿泊客のみならず多くの客で賑わっている。
 

Hôtel Plaza Athénée
25, avenue Montaigne, 75008 Paris, France
Tel. +33 1-53-67-66-65
www.dorchestercollection.com/en/paris/hotel-plaza-athenee


●問い合わせ先:
ドーチェスター・コレクション リザベーションセンター
0120-914-084(フリーダイヤル)


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réalisation : CHIEKO ASAZUMA, collaboration : KENTOS NETWORK

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