人見さな香シェフの #stayhome レシピ vol.2 素材の甘味がぎゅっと凝縮「トマトのコンフィ」
Gourmet 2020.05.01
外出自粛中も、自宅でシェフの味を楽しみませんか? 都内のレストランやカフェのシェフを経て、現在フリーランスで活躍する人見さな香シェフが、旬を迎えたトマトのおいしさを丸ごと味わうシンプルレシピを教えてくれました。
「低温のオーブンに入れて長時間ただひたすら焼く手間はありますが、そんなに甘くないトマトでも、じっくり水分を飛ばすことで旨味がぐっと凝縮されて、驚くほど甘く仕上がります。使う塩はぜひ天然のものを。より深みのある味わいを楽しめます」(人見シェフ)
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「トマトのコンフィ」
〈材料〉3人分
- トマト 3個
- 塩 トマトの重さの0.5%の量
- オリーブオイル 適量
【モリーカ(ガーリックパン粉)】
- パン粉 50g
- オリーブオイル 小さじ4
- ニンニク 1/2片
- 胡椒 少々
【仕上げ用】
- お好みのチーズやハーブ、黒胡椒など 適量
〈作り方〉
- オーブンを140℃に温めておく。
- トマトは水洗いし、水気を拭いたらヘタを取り、横半分にカットする。
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オーブンシートを敷いた天板に2の切り口を上にして並べ、表面に塩とオリーブオイルを振る。
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1で温めておいたオーブンで2時間焼く(トマトのサイズにより焼成時間を調節)。
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【モリーカ(ガーリックパン粉)】を作る。冷たいフライパンにパン粉とオリーブオイル 、みじん切りにしたニンニクを入れ、全体をまんべんなく混ぜ合わせ、弱火で炒る。香ばしい香りがして、全体に焼き色がついたら出来上がり。
- 4のトマトが焼き上がったら皿に盛り、モリーカをお好みの量と、チーズやハーブ、黒胡椒などを添える。
〈シェフのワンポイントアドバイス〉
焼きたてをそのまま食べるのもいいですが、冷やして食べるのもおすすめ。トーストにのせたり、お肉料理やパンケーキの付け合わせ、パスタソースやピザソースなど、使い道はさまざまです。一度にたくさん作った場合は、適量のオリーブオイルに浸せば、冷蔵庫で1週間程度保存可能です。
お好みのパン(写真はフォカッチャ)の上にトマトコンフィとチーズをのせ、オリーブオイルと粗挽き黒胡椒を振って、オーブンまたはトースターで焼く簡単アレンジも。仕上げにハーブを散らして。
人見さな香 SANAKA HITOMI (フリーランスシェフ)
アパレルメーカーを経てフード業界に転身後、都内のレストランやカフェの現場で食を学ぶ。鎌倉「ガーデンハウス」や、奥渋谷「ミーガン バー & パティスリー」のブランドディレクターを務め、19年フリーランスシェフとして独立。現在はアパレル企業のフード部門、新規オープンレストラン&カフェの商品開発やコンサルティングに携わるほか、ウェディングやイベントなどのフードケータリングも手がけている。
Instagram:@sanaka_hitomi
アパレルメーカーを経てフード業界に転身後、都内のレストランやカフェの現場で食を学ぶ。鎌倉「ガーデンハウス」や、奥渋谷「ミーガン バー & パティスリー」のブランドディレクターを務め、19年フリーランスシェフとして独立。現在はアパレル企業のフード部門、新規オープンレストラン&カフェの商品開発やコンサルティングに携わるほか、ウェディングやイベントなどのフードケータリングも手がけている。
Instagram:@sanaka_hitomi
réalisation : AKARI MATSUURA