パリジェンヌ気分で歩く東京。 朝から晩までおいしい！ 東京で楽しむフランスの味。

フランス関連の施設やレストランがひしめく東京のパリ・神楽坂の名店、誰もがホッとするフランス人が営む家庭料理のデリ、そしてパリの名ブランドが手掛ける優雅なサロン・ド・テ。東京には、朝から晩まで楽しめるフランスの味がある。

名シェフが手がける、本場のリヨン料理。

ルグドゥノム・ブション・リヨネ｜神楽坂

東京のパリ・神楽坂で長年愛され続ける店。フランスきっての美食の街である、リヨンスタイルのレストランを率いるのは、オーナーシェフのクリストフ・ポコ。郷土料理「クネル」は、川カマスのすり身がたっぷり。口に入れると、魚の旨味とコク、なめらかな食感に驚くはず。アメリケーヌソースを纏ったバターライスとも絶妙にマッチ。「現地よりおいしい！」と長年通うゲストが多いのも納得の、特別なリヨン料理に出合える。

料理はすべてディナーコースより。コースは￥7,645から用意する。手前は「自家製スモークサーモンとタラマ ジャガイモのブリニー」、奥は「リヨン風クネル」、ワインはグラス￥990からある。

春のデザート「タルトプラリヌとウフアラネージュ」。アングレーズソースに浮かべたメレンゲと一緒に。

スズ製のカウンターはビストロの象徴。螺旋階段を上った先にはダイニングとキッチンがある。

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フランス家庭のレシピで野菜をたっぷりチャージ。

シトロン｜外苑前

扉を開けると「ボンジュール！」と明るく迎えてくれるオーナーのジョナサン・ベルギッグ。目に飛び込んでくるのがカウンターに並んだ色とりどりの野菜。ジョナサン自身が通いたくなる店を、とメニューはすべてベジタリアンフレンドリーで、キヌアやドリンク類など、オーガニック製品にもこだわる。母のレシピを受け継いだリーキたっぷりのキッシュや、カスタマイズできるサラダ、店名にもなっているタルトシトロンなど、どれもほっとする味わい。

出来たてのキッシュ3～4種類と、20種以上の具材、手作りケーキが並ぶ。イートインは2階のテーブル席へ。

天気のいい日はテラス席もおすすめ。サラダ、スープ、パンが付いたランチの「キッシュプレート」￥1,380、セットの「自家製レモネード」（＋￥340）

野菜のほか、自家製リコッタチーズやフムスなど、肉の代わりになるタンパク質もたっぷり摂れる。

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朝から晩まで、パリ名物を優雅に堪能。

フォション ル・カフェ｜日本橋

19世紀末に食材店として創業し、ヴィエノワズリーや紅茶、デリなど幅広く展開するフォション。日本橋のサロン・ド・テでは、日中はカフェ、夜はレストランとしてさまざまな楽しみ方ができる。パリ好きには、仏産コンテチーズとハムをフォションのレシピで作ったパンで挟んだ「クロックムッシュ」をぜひ。パンをバターでソテーしてからオーブンで焼くことで、風味とコクがアップ。フォションピンクに囲まれたテラス席でゆったりと過ごして。

手前はサラダを添えた「クロックムッシュ」￥880、奥はセットの紅茶「アップル」（＋￥528）

名物のエクレアやマカロンなど、季節のケーキが豊富に揃う。スイーツのほか、スープやキッシュ、クロケットなどアペロのおつまみにぴったりなメニューも用意。

2018年、日本橋ガレリア内にオープン。約30席あるテラス席はペットも一緒に。

●新型コロナウイルス感染症の影響により、営業時間や定休日が変更となる場合があります。最新情報は各店舗へお問い合わせください。
●マスク等を外して撮影している場合がありますが、通常、店舗のスタッフはマスクやフェイスシールドなどを着用のうえ、感染対策を行っています。

＊「フィガロジャポン」2021年5月号より抜粋