東京でモダンに花開く、おしゃれで美味しい東アジアグルメ!
Gourmet 2021.05.18
スパイス使いに技ありメニューやワインとのマリアージュ提案など、モダンなネオアジアンレストランが増加中! いまどき中華&台湾料理は、自然派ワインやクラフトビールに合わせるのがトレンド。
KOREA & TAIWAN MIX
手作りの台湾ワンタンを、 クラフトビールとともに。
オルソー
江戸川橋の人気台湾料理フジコミュニケーションの2号店。看板メニューの台湾ワンタン5種類には素材を生かした餡がぎっしり詰まり、お酒のアテとしても楽しめる。ほかにもさまざまな台湾料理が揃い、五香粉が香るクリス ピーな唐揚げや自家製葱油を使った拌麺も人気。お酒は、クラフトビール約30種類と自然派のセルフボトルワイン。いまどき台湾グルメをカジュアルに満喫できる一軒だ。
左奥から、「クリスピー 唐揚げ」¥700、「台湾ワンタン豚肉」4個¥550。台湾で人気の「台湾SUNMAIハニーラガー」ハーフ ¥600
2階のテーブル席。内装コンセプトは海外の中華料理店。1階は壁際にカウンター席があり、ハイチェアが設えられている。
今年2月にオープン。台南の街角のようなレトロな雰囲気が漂う一軒家。
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TAIWAN
台湾のソウルフード、 魯肉飯の専門店が登場。
帆帆魯肉飯
台湾のソウルフードである魯肉飯は、刻んだ豚バラ肉を醤油やスパイスでじっくり煮込み、ホカホカのご飯にかけた丼もの。旅先でそのおいしさに目覚めた店主が間借りで魯肉飯を出していたが、話題を呼び、遂に店をオープン。レシピは、現地の友人や屋台などで得た知識と独自の研究を合わせて完成させたもの。柔らかな赤身と脂身が口の中で同時にほどける優しい味わい。売り切れの日もあるのでお早めに。
台湾式煮卵と漬物をのせた魯肉飯に週替わりのスープが付く「魯肉飯セット」並¥990。写真は卵とコーンのスープ。テイクアウトも可。
台湾東部・花蓮のゲストハウスをイメージした可愛らしい店内は、テーブル席とカウンター席。三軒茶屋の裏通りに。
東京都世田谷区三軒茶屋1-5-17
tel:非公開
営)12時〜14時30分L.O.、17時〜19時30分L.O.(火、木、金) 12時〜18時30分L.O.(土、日、祝)
休)月、水
www.funfunluroufan.com
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TAIWAN
身体に優しい、 完全無添加の台湾火鍋。
アクビ 台湾火鍋 精醸啤酒
名物の本格火鍋のスープは、鶏と豚から出汁を取った白湯と、薬膳食材や香辛料をたっぷりと使った麻辣湯の2種類。どちらも完全無添加のため胃腸が疲れず、すっきりとした食後感。麻辣湯は辛さを3段階から選べるのもうれしい。台湾の小皿料理やクラフトビールも充実していて、 相性は抜群。現地で大人気のタイフーブリューイングの銘柄を日本で飲める場所は希少なので、ぜひお試しあれ。
「火鍋スープ」¥2,880、「4種肉盛りセット」¥2,080、「野菜セット」¥1,280。タレ¥100〜、「酢菜」¥380
金柑風味の「タイフー ブリューイング カムクワット」350ml¥1,300
白湯の白と麻辣湯の赤がアクセントのポップな空間。カウンターは6席、テーブルも22席。渋谷と代官山の間に位置する。
東京都渋谷区猿楽町2-13
tel:03-6433-7987
営)7時~23時30分L.O.(月〜木、日) 17時〜翌4時30分L.O.(金、土)
不定休
@akubi_0212
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CHINA
日本の旬の食材を使った“家常中華”。
湯気
2018年夏に中野駅前で開業して一躍人気店となり、昨夏、新中野に移転した中華料理店。「できる限り余計なことをしない」をモットーとする店主が作るのは、中国の家庭料理“家常菜”(ジャーチャンツァイ)だ。メニューは食材の旬で変化するが、揚げたての大山鶏に甘酸っぱい醤油ダレを絡めた「油淋鶏」は通年の名物。米油で揚げて海老の甘みを引き出した「海老春巻」は、ナチュラルワインとのマリアージュを楽しんで。
定番の「油淋鶏」¥1,320、「海老春巻」¥495、グラスワイン ¥1,100〜
「ジェローム・バルメ/バルブ・ルース」、「クリスチャン・デュクリュー/エスキス」などナチュラルワインが豊富。
インダストリアルな内装で、カウンターに漢方食材が並ぶ。入口に花屋が併設されていて、 花を買って帰る人も。
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CHINA
名店出身のシェフによる洗練中華。
乃木坂 結
四川飯店を経て、広尾はしづめで活躍したシェフが、乃木坂の路地裏に隠れ家のような中華料理店を開業。豊富なアラカルトの中でおすすめなのが、塩ベースの麻婆豆腐「豆花牛肉」。赤牛の旨味と豆腐の清らかな滋味、麻辣の香りが調和し、上質なアーモンドの食感がアクセントを添える名品だ。つや姫をしっとりパラリと生かした「五目炒飯」も好評。厳選されたフランスワインとともにどうぞ。
左から、赤牛を使った「豆花 牛肉 白い麻婆豆腐」¥2,600、「五目炒飯」¥1,600。ワインはローヌの注目の造り手のもの。グラス¥1,400〜
ランチ¥3300〜より、前菜「春餅」。具材の上に 別添えのソースをかけ、下の薄い生地で包んで。
温かみのある色合いでまとめられた店内は、リビングの一室のような雰囲気。ダイニングの奥にある中庭のテラス席でも、食事を楽しめる予定。
東京都港区南青山1-23-12
tel:03・4362・8100
営)11時30〜13時30分L.O.、18時〜21時30分L.O.
休)火 ※その他不定休あり 要予約
@nogizaka_yui
*「フィガロジャポン」2021年6月号より抜粋
photos : YU INOHARA (TRON management / P128-129, P132), AKEMI KUROSAKA (STUH / P130-131), YU NAKANIWA (P132), MANA KIKUTA (P133-134), NORIKO YONEYAMA (P135), réalisation : NAOKO MONZEN (P128-129), KEIKO KODERA (P132-134), texte : MEGUMI KOMATSU (P130-131)