ハーブでおいしく健やかに暮らすヒントが詰まった本。

Gourmet 2020.08.13

自粛期間中に家庭でベランダ菜園を始める人が多いと聞くが、ハーブが身近にあるととても便利。料理に味と香りの奥行きが出て、おうちごはんがいっそう豊かになる。

この度、食文化研究家・北村光世さんがハーブと暮らす人生と魅力について、じっくり語られた本が出版された。

200813_thumbnail_1.jpgphoto : MEGUMI SAKURAI, stylisme : YUKIKO HONGO

北村先生は、ハーブと出合って60年余り。自宅のある鎌倉の庭でハーブを育て、毎日の家庭料理に気軽に取り入れ、スローライフを楽しんでいる。

この書籍には、季節ごとのハーブの育て方や使い方、料理法、さらには人生訓までありと盛りだくさんで、ハーブ初心者から上級者まで楽しめる内容。

200813_thumbnail_p77.jpg食卓に映える愛らしいうつわも見どころ。夏野菜の栄養がいっぱい、簡単に作れるタブレ。 photo : MEGUMI SAKURAI, stylisme : YUKIKO HONGO

紹介されているレシピはイタリアンなど地中海料理、和食やベトナムやタイなどのアジア料理、メキシカンなどのエスニック料理など多国籍に渡る。

日本で簡単に手に入れられる食材で再現できるものばかりで、美味しく簡単、しかも食養生にもなるメリットも。

たとえば夏のレシピは、ミントのタブレやフェンネルの魚介のスープなど。ありきたりのメニューでも、ハーブの使い方ひとつでこんなにレベルがアップするんだ!という光世マジックの連発。

ニューノーマルにおける食生活のヒントともなる一冊。オススメです。

200813_thumbnail_1.jpg

『おいしいハーブ暮らし12ヶ月』
北村光世著 世界文化社刊 ¥1,650
www.sekaibunka.com/book/exec/cs/20312.html

※この記事に記載している価格は、標準税率10%の税込価格です。

texte : NORIKO FUJIMOTO

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