世界の女性審査員が選んだ、日本のおいしいお酒とは。

Gourmet 2020.08.26

2020年6月、「第14回フェミナリーズ世界ワインコンクール2020」が開催され、日本から出品されたワイン、リキュール、日本酒など計56銘柄が入賞を果たした。

「フェミナリーズ世界ワインコンクール」は2007年、フランスにて創設。毎年、世界中から4,000種を超えるワインが集結する国際ワインコンクール。このコンクールの特徴は、審査員が女性のワイン専門家であるということ。ソムリエ、醸造家、ジャーナリスト、インポーター、シェフなど、約600名の女性専門家が厳正なブラインドテイスティングで各ワインを審査・評価する。

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大きな会場に、たくさんの女性審査員が集まった2019年の審査風景。

主催者は、30年以上にわたり本場ブルゴーニュでワインコンクールを主催してきた、ディディエ・マルタン。世界のワイン市場における、女性が与える経済的影響力を目の当たりにし、いままでになかった女性審査員によるワインコンクールを創設したという。日本においては、ソムリエでありトータル飲料コンサルタントの友田晶子が「フェミナリーズ世界ワインコンクール日本広報大使」として起用され、彼女が代表理事を務める「一般社団法人日本のSAKEとWINEを愛する女性の会(通称:SAKE女の会/サケジョの会)」が日本産酒の出品、日本人女性審査員の斡旋を行っている。

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審査員として選出された友田晶子。ワインから日本酒、焼酎、ビールまで、お酒と食に関する幅広い知識と長いキャリアを生かし、セミナーの開催やプロ向けのコンサルティングを担当。

フェミナリーズ世界ワインコンクールへの日本産酒の出品が始まったのは2017年、12社30銘柄が先陣を切った。その後年々出品数は増え、20年には176アイテムが出品されるまでに。また、今年は「日本酒部門」も新設され、さらなる注目を集めたという。

審査結果はというと、176アイテムのうち「シャンモリ 山梨/甲州2019」をはじめ50銘柄が金賞、6銘柄が銀賞を受賞した。入賞銘柄一覧はSAKE女の会公式サイトに掲載されている。9月28日(月)にはSAKE女の会主催の「第14回フェミナリーズ世界ワインコンクール授賞式」も開催決定。築地本願寺本堂講堂をメイン会場に、全国の授賞者をオンラインで繋ぐ。また、当日サプライズとして、ワイン、リキュール、日本酒各部門の「Top of the Best」が発表される。
世界ナンバーワンの日本産酒の銘柄とは!? 公式YouTubeチャンネルでの生ライブ配信も予定されているので誰でも視聴可能だ。

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世界の女性ワインプロから認められ、ますます熱気を帯びる日本産アルコール市場。今回受賞を果たしたお酒は今後、その証であるメダルシールが貼られて出荷される。この印がワイン選びの新たな指標になりそうだ。

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フェミナリーズ世界ワインコンクール
https://feminalise-tm.asia

一般社団法人日本のSAKEとWINEを愛する女性の会

https://omotenashi-sakejo.com

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