シャトー・マルゴー2015ヴィンテージ、ついに解禁!

Gourmet 2018.02.02

20180202_enoteca_01.jpg

メドックのベルサイユ宮殿とも謳われるシャトー・マルゴー。歴史ある土壌から生まれるワインもまた、歳月を重ねることで豊穣なアロマを醸し出す。

 洗練を極めた上品さ、強さと新鮮さが同居する複雑な魅力、口中に広がる余韻……フランス有数のワインの産地、ボルドーにおいて「ワインの女王」と呼ばれるのがシャトー・マルゴーだ。ボルドーはメドック地方にあるマルゴー村で生産されるこのワインは、16世紀から世界の王侯貴族に愛されてきた。その後世代を経て培われたテロワール(土壌)と、醸造家たちの卓越した技術により、現在もその名声を揺るぎないものにしている。

20180202_enoteca_02.jpg

新たな時代の幕開けを象徴するシックでエレガントなボトルデザイン。

 シャトー・マルゴーの最高峰、グラン・ヴァンは2015年に装いも新たにボトルを刷新。ワインづくりにおいて最適な気候条件が揃ったこの年は2005年、2009年、2010年に続き、偉大なるヴィンテージイヤーとされている。この記念すべき年に生まれたシャトー・マルゴーには、紙のエチケット(ラベル)ではなくシルクスクリーンプリントがボトルに直接施された。

20180202_enoteca_03.jpg

世界的建築家、ノーマン・フォスター卿による設計で、ワインセラー、ヴィノテーク、研究開発センターなどがモダンに生まれ変わった。

 ブラックのボトルにグレーとゴールドで描かれているのはシャトーを象徴する2つの建物だ。ひとつは1815年に建設され、現在歴史的建造物にも登録されているネオ・パラディアン様式の建物。その背後には、2015年ノーマン・フォスター卿によって建設されたモダンな建物が。さらにボトルの下部には、1983年よりシャトー・マルゴーに参画し、1989年から2016年の27年間に渡って総支配人として多大なる貢献をした醸造家、ポール・ポンタリエへの敬意が記されている。こうして2015年は類稀なる土壌と長い歴史に支えられ、革新を続けてきたシャトー・マルゴーのひとつの節目となった。連綿と続く歴史の生き証人として、ときには女王の気分になって幻の雫を味わいたい。

シャトー・マルゴー グラン・ヴァン
価格:¥129,600~
入荷予定:2018年5月
予約販売に関するお問い合わせ先:エノテカオンライン
tel:0120-81-3634(受付時間10時〜18時 年中無休)
www.enoteca.co.jp/

texte : JUNKO KUBODERA

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

フィガロワインクラブ
Business with Attitude
キーワード別、2024年春夏ストリートスナップまとめ。
連載-パリジェンヌファイル

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories