料理家・細川亜衣の、門外不出レシピが2冊の本に!
Gourmet 2021.08.12
素材本来のおいしさを最大限に引き出すレシピと、独自の世界観で多くのファンを持つ料理家・細川亜衣。熊本藩元藩主・細川家の菩提寺だった泰勝寺(たいしょうじ)跡で開催する「taishoji料理教室」も評判だ。これまで門外不出だった、その「taishoji 料理教室」のレシピをオールカラーで公開するレシピブック『tasihoji cookbook 1 2016-17』『taishoji cookbook 2 2018』が、2冊まとめて刊行された。
『taishoji cook book 1 2016-17』細川亜衣著 晶文社刊 ¥2,640
『taishoji cook book 2 2018』細川亜衣著 晶文社刊 ¥2,640
レシピ内容は、和食をベースに、イタリアン、フレンチ、中華など世界各国の要素をアレンジし、メインからサイドメニュー、小鉢、デザートまで、さまざまなバリエーションのメニューを紹介。月ごとに一式のレシピをまとめ、季節の食材を生かしたその時季ならではの料理が、1年間を通して楽しめる作りになっている。
「四季の色に目を凝らし、匂いを嗅ぎ、味を感じ取り、月ごとの料理を考える。その営みは果てしなく、自然がそこにある限り、私は料理とともに生きてゆくにちがいない」と細川亜衣は語る。馬肉、すいか、みかんなど、熊本を代表する食材のほか、海の恵み、山の恵みを使ったレシピは、どれも滋味豊かで、料理欲を刺激される。目で見て美しく、作っておいしい究極のレシピ集で、食卓をさらに豊かに彩ってみては?
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『taishoji cook book 1 2016-17』より。2016年4月のレシピから、「いちごと馬のカルパッチョ」。
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『taishoji cook book 1 2016-17』より。2016年12月のレシピから、「牛すね肉とかぶのロースト ローゼルソース」「白菜の黄色い蒸し煮」。
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『taishoji cook book 2 2018』より。2018年1月のレシピから、「ひよこ豆とほうれん草のソテー」「さわらの黄色いクスクス」。
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『taishoji cook book 2 2018』より。2018年3月のレシピから、「厚揚げとこんにゃくのふきしょうゆ」、「粉皮(ふんぴ)といちごのスープ」。
text: Natsuko Kadokura