彩り豊かにスパイス香る、サーモンのムニエル。

今回は、サーモンのムニエル・ヨーグルトカレーソースのご紹介です。

サーモンをバターで焼くことで、外はカリッと香ばしく中はフワッと仕上げます。これに、ヨーグルトカレーソースを添えてみました。ソースは、ギリシャヨーグルトに、スパイスと普段使いの調味料を混ぜ合わせたものです。隠し味に軽く砂糖を入れることで、スパイス香る、まろやかなソースになっています。

最後に、パセリ、ピンクペッパー、レモンの皮のすりおろしをお皿全体に散らしてみました。華やかさはもちろん、パセリやレモンの皮のほのかな苦味、爽やかなピンクペッパーの香りなど、それぞれの個性が重なり、全体に深みを与えてくれます。

ピンクペッパーは、今回のレシピだけでなく、普段のコショウの代わりに、サラダ、肉料理、魚料理……さまざまな料理に使えるので、常備しておくと便利なスパイスの一つです。

徐々に暑くなっていく夏に向けて、キリッと冷やした白ワインと一緒にぜひお試しいただけたらうれしいです。

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★サーモンのムニエル・ヨーグルトカレーソース★

【材料】2人分
サーモン切り身 2切れ(1切れ:135g)
小麦粉 大さじ2強
塩 適量
バター 25g

A(ヨーグルトカレーソース)
ギリシャヨーグルト(無糖) 大さじ2 
オリーブオイル 小さじ2
砂糖 小さじ1
塩 ふたつまみ
クミンシード  小さじ1/3〜
カレーパウダー 小さじ1
レモン汁 小さじ1

B(付け合わせ野菜)
新ジャガイモ(小) 10ケ
ニンジン(小) 1本(65g)

C(仕上げ)
パセリの刻み 適量
ピンクペッパー 適量
レモンの皮のすりおろし 1/2ケ分

【作り方】

  1.  ソースを作る:Aの材料を全て合わせる。味をみて、塩加減を調整する。
  2. B(付け合わせ野菜)を準備する:ニンジンの皮をむき、縦半分に切る。新ジャガイモを洗い、皮ごと食べやすい大きさに切る。新ジャガイモを15分ほど茹で、火を通しておく(ジャガイモに竹串を刺し、竹串がスッと通ったら火が通ったサイン・レンジで火を通してもOK)。フライパンにオリーブオイル(分量外:大さじ1)をひき、火を通した新ジャガイモとニンジンを中火でソテーしていく。ニンジンに火が通り、新ジャガイモにも軽く焼き色がついたらバッドに取り出しておく。ニンジンと新ジャガイモに下味程度に軽く塩を振っておく(フライパンはサーモンソテーで再度使うので洗う必要なし)。
  3. サーモンを準備する:サーモンに軽く塩をまぶし5~10分置いておく。サーモンの表面に出てきた水分をキッチンペーパーで軽く拭き取る(生臭さをとるため)。サーモン全体に小麦粉をたっぷりまぶしておく。
  4. 焼く:2のフライパンを再び中火にする。準備しておいたサーモンについた余分な小麦粉をしっかりはたいてから、熱くなったフライパンにサーモンの皮目から入れ蓋をする。皮目にきれいな焼き色がつき、サーモンの縁全体が軽く白っぽくなったらフライ返しでサーモンをひっくり返す。1の付け合わせの野菜を、フライパンの空いているスペースに加える。バターを加え、フライパンを振りながら、バターを全体に馴染ませる。蓋をしてサーモンに火を加えていく(中弱火)。
  5. 盛り付ける:サーモンと付け合わせ野菜をお皿に盛り付けソースを添える。パセリとピンクペッパー(指で押しつぶしながら)をお皿に散らし、レモンの皮をすりおろす。

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Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5

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