お料理教室で大人気!
パーティーにおすすめの「サーモンごはん」

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先日、Figaro.jpの編集Sさんにお誘いいただき、フランス観光開発機構さんの「チーズで巡るフランスの旅」にお伺いしてきました。

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フランス各地のチーズをいただきながら、地方毎に10箇所以上の観光局PR担当者さんとお話しするイベントです。

オーベルニュ以外は全て訪れたことのある地方だったので、楽しかった旅の記憶を掘り起こしながら各PR担当者さんとお話しさせていただきました。

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ジベルニーのすごく可愛いB&B(朝食がワンダフル!)、アルプスの絶景エギュイ・ド・ミディ、夜景が奇麗なカルカソンヌ、ベリゴールの洞窟、留学時代何度も訪れたアルザス、ワーキングホリデーで滞在し料理を学んだニース、ワインを飲みながら走るメドックマラソンや毎朝ウコンを飲んでからスタートしたボルドーのワイン研修、などなど。皆さんとお話ししながら楽しかった想い出や美しいフランスの風景が走馬灯のように駆け巡りました。

チーズやワインを勉強し、フランスの地方を訪れるのが大好きな私にとって、このイベントはかなり刺激的。おいしいチーズやお料理をいただけた上、フランスの新たな魅力を発見できたとっても素敵な時間でした。

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観光局ブースの中に、不治の病が治るといわれる「ルルドの泉」で有名なルルドのPR担当者さんを発見。日本人にとってはあまりメジャーな観光地ではないのに来日してくださり感激!

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ルルドはピレネー山脈にある小さな村。
「ルルドの泉」の起源は、村の14歳の少女ベルナデットが薪拾いをしていた時、聖母マリアが現れ泉の源を教えてくれたのが始まりで、泉の水を飲むと不治の病が治るといわれています。その泉の水を求めて世界各地から人が集まります。

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好奇心旺盛な叔母の付き添いでルルドには2回足を運びました。

叔母は透析患者なので2日に一度病院へ行かなければなりません。
出発前は現地の病院へのコンタクトや提出書類の準備に追われ、現地では叔母が透析を受けている間(4時間)ベッドの横で読書をして過ごすなど、完全にプライベート通訳ガイド状態でしたが、自分では訪れることのない聖地へ連れて行ってもらい感謝しています。

透析患者とはいえ、我が叔母はパワフル!
透析ツアーを見つけては世界各地を飛び回っているダイナミックな女性です。

そんな叔母がルルドについて調べていたところ、プチ情報を発見。
聖母マリアからルルドの泉を教えてもらった少女ベルナデットは1879年に35歳で他界したけれど、不思議なことに彼女のご遺体は腐敗することがなかったので、現在も生前の状態のままブルゴーニュ地方の小さな街、Neversの教会に保管されているというのです。

「絶対にベルナデットのご遺体に会いに行きたい!」と騒ぐ叔母の指示で、フランスの南西のピレネー山脈の麓にあるルルドからパリに戻り、電車を乗り継いで今度はフランス東部のブルゴーニュ地方にあるNeversにも足を運びました。

Neversは一日で観光できるくらい小さな街なので、教会まで簡単にたどり着けました。ご遺体はガラスケースに入れられて教会内で公開されています。顔や手は腐敗を防ぐためにロウでカバーされているらしいのですが、今にも動き出しそうな奇麗なベルナデットにご対面できました。

ちなみに、ルルドからの帰国後、叔母が担当医を訪ねると、血液の状態が驚異的に良くなっているのでびっくりされたとのこと。ルルドの泉のお陰でしょうか。

あー。
旅行話となると、話が止まらなくなってしまうので今回はこの辺でおしまい。


さてさて。
今回お伝えするレシピは「サーモンごはん」。

火を使わなくて済むので夏のおもてなしに最適。
華やかな見た目なのでクリスマスやお正月にも使えます。
全てを合わせたらできちゃうし、お料理教室でもかなり人気のメニュー。

2013年に『エル・ア・ターブル(Elle à table)』でもお披露目したレシピでご好評いただきました。

一応分量は書いたけれど、ソースの分量(みりん、醤油、酒=1:1:1)さえ守れば、残りは目分量でもおいしくできるはず。是非、お試しあれー。

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★サーモンごはん★

カットした断面も、野菜が見えてカラフルです。
全てを合わせたら完成。


【材料】直径18cmのババロア型2台分

炊きたてごはん...350g
★大葉(刻む)...10枚
★きゅうり(細かめの角切り)...10cm分
★プチトマト(細か目の角切り)...5ヶ
★スプラウト(3等分に切る)...1パック ※飾り用に1/3(葉の部分)を残しておく
白ごま...大さじ1
かつお節...5g程度
カッテージチーズまたはクリームチーズ...85g
スモークサーモン...150g

○トッピング
白ごま...適宜
かつおぶし...適宜
いくら...30g
酒・みりん・しょうゆ...大さじ1(1:1:1の割合で。お好みで分量を変えてもOK!)


【作り方】
1. ソースを作る。耐熱性のグラスに酒、みりん、しょうゆ、各大さじ1を合わせラップをかけ、600wの電子レンジに40秒加熱し冷ましておく。
2. ボウルにごはんを入れ、粗熱が取れたら白ごまとかつお節を入れてざっくりと混ぜ合わせる。*混ぜ過ぎないこと
3. ★(大葉、きゅうり、プチトマト、スプラウト)を2に加え軽く混ぜ合わせ最後にカッテージチーズを加えて切るように軽く混ぜ合わせる。
4. ババロア型の内側を軽く水で湿らせてから3を詰め、型をひっくり返してお皿に盛る。
5. 4にスモークサーモンを重ね、トッピング(白ごま、かつおぶし、いくら、残しておいたスプラウト)で飾り付けする。ソースをかけていただく。


【ポイント】
混ぜすぎるとお米がねっとりしてしまうので、切るようにパパっと混ぜてください。
カッテージチーズの代わりにクリームチーズでもOKです。
かつお節といくらを使うと、とってもおいしく仕上がるのでお忘れなく。
ババロア型がなければ、小さなボウルを使うなど、形は自由にアレンジできます。

青海七生 Nao Aoumi
パーティ料理研究家

フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親に言われ続け、大学では仏語を専攻し留学も経験。仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修……とフランスと関わる人生を歩む。現在は「ワクワクしてる?」をコンセプトに、ビジュアルも含めて食の楽しさを伝える料理教室を主宰。各メディアにレシピを提供する傍ら、メドックマラソンやボルドーでのワイン研修に参加するなど、渡仏&食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://brunch-nao.amebaownd.com

Nao Aoumi
パーティ料理研究家
フランス独立記念日と同じ7月14日生まれ。「きっとフランスに縁があるのよ」と両親にいわれ続け、大学では仏語を専攻。フランス留学、仏系証券会社勤務、南仏でのレストラン研修‥と、フランスと関わる人生を歩む。2019よりボルドーを拠点に活動。各メディアにレシピを提供する傍ら、マルシェやワイナリー巡りなど、食の探求を欠かさない。ワインエキスパート、チーズプロフェッショナル資格取得。
BRUNCH : https://naoaoumi.wixsite.com/website-5

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