店名のO2(オーツー)は大津光太郎オーナーシェフの名前をもじったもの。吹き抜けの天井にガラス張りの開放感あふれる空間は、一見するとワインバーのようだが、料理はベースのしっかりした中国料理。それも、脇屋友詞シェフのもとで15年、みっちりと修業を積んだ経歴の持ち主と聞けば納得がいく。
食感の異なる色とりどりの野菜を炒め合わせたひと皿や、焼きたてのチャーシューなどにその実力のほどがうかがえる。一品一品のクオリティが高く、ボリュームも十分でコース5,400円はお値打ちだ。シェフの自信作、フカヒレの姿煮が入ったコースもおすすめ。1枚100g強のフカヒレをひとり占めしてコース10,800円はまさに下町価格。
料理は¥10,800のコースから。「中国野菜の炒め物」(写真は2人前)は金針菜の芽や紅芯ダイコンなど5種類の野菜を炒め合わせて。ワインはグラス¥756から、ボトル¥4,320からある。
「フカヒレの姿煮」。白湯ベースのソースは、土鍋ご飯にかけて食べれば二度おいしい。
アラカルトの「濃厚坦々麺」¥1,296
3月、シェフの地元にオープン。
-gourmande memo-
フカヒレなしのコースは¥5,400から用意。別途アラカルトで担々麺や黄ニラの醤油麺、シェフの気まぐれ炒飯を追加することもできる。小ポーションなど量も適宜調整してくれるのがうれしい。
オーツー
東京都江東区三好2-15-12 峯岸ビル1F
tel:03-6458-8988
営)18時〜23時L.O.
休)月 ※ほか不定休あり
予算:¥8,000〜
座席数:カウンター6席、テーブル8席
https://o2otsu.wixsite.com/o2info
東京都江東区三好2-15-12 峯岸ビル1F
tel:03-6458-8988
営)18時〜23時L.O.
休)月 ※ほか不定休あり
予算:¥8,000〜
座席数:カウンター6席、テーブル8席
https://o2otsu.wixsite.com/o2info
*『フィガロジャポン』2018年7月号より抜粋
texte : KEIKO MORIWAKI, photos : YU NAKANIWA