クインディ／代々木上原／イタリアン 和とイタリアンの、ユニークな食材を生かしたグルメ。

「まだ世に知られていない日本やイタリアの優れた食材を、この店を通してもっと多くの人たちに気付いてもらえれば……」。そんな思いから、食材売り場も併設したユニークなイタリア料理店、クインディをオープンした塩原弘太オーナー。

なるほど、メニューを見れば、熊本天草のホロホロ鳥や阿蘇の井信行さんのジャージー牛、古代小麦で作るシチリアのパスタ、ルマーケなど、希少な食材を駆使した料理がずらりと並ぶ。腕を振るうはイル・ギオットーネ出身の安藤曜磁シェフ。それら厳選した食材の真味を巧みに引き出し、軽やかでいて芯のある逸品を楽しませてくれる。和とイタリアンの絶妙な融合に注目したい。

「熊本天草ホロホロ鳥」¥3,888。もも肉を焼き上げた一品。

「舟盛」写真は2人前¥5,400。手前右から時計回りに、ハチミツを塗って1週間寝かせた本マグロ、天草のハモ、鳥取のギンギン鮭のコンフィ、舞鶴の岩ガキ。中央は白エビのフリット。

「自家製ツナのカサレッチェ」¥1,620。自家製オイル漬けのマグロが美味。

ソファ席もある店内。

-gourmande memo-

アラカルト中心ゆえ、食べ&飲みどちらでも対応可。使い勝手のよさも魅力だ。併設のマーケットでは、パスタや生ハムなど店で使用している食材の購入もできる。自然派ワインのラインナップも豊富。

＊『フィガロジャポン』2018年8月号より抜粋