ウミ/恵比寿/フレンチ 女性シェフが表現、白粥で始まる軽やかなコース。

恵比寿ガーデンプレイスの近くにありながら、隠れ家のような一軒家。そんなシチュエーションにも心惹かれる小さなフランス料理店がここ、ウミだ。

料理上手な祖母と有明の海に育まれて料理人の世界へと進んだ藤木千夏シェフ。店名にはその故郷への思いが込められている。ホテルオークラ福岡で研鑽を積み、2度目の渡仏ではパリでも一目置かれるレストラン・ソラでスーシェフを務めた、期待の若手だ。日本人であることのアイデンティティを意識した白粥で始まるコースは、シソを潜ませた魚のパイ包みなど、王道フレンチをベースにしながらも現代的かつ女性らしい繊細さが魅力。軽やかなデザートにも注目したい。

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料理はすべて¥12,960のコースから。左上から時計回りに、デザートの「ネクタリンとヨーグルトシャーベット」「レモンタルト」「ショコラと赤いフルーツ」

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添えられたグレープフルーツ とハーブが爽やかな「熊本県産マダイのパイ包み ブールブラン ソース」

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赤ピーマンとイワシのブランダードを詰めたひと皿。

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白をベースにした店内。

-gourmande memo-

“日本人の根っこの部分である米を大切に”との祖母からの教えを受け継ぎ、アミューズ代わりに必ずコースの最初に出されるのは白粥。米は、故郷福岡、柳川のコシヒカリを使っている。

ウミ
東京都渋谷区恵比寿4-19-7
tel:03-6456-4306
営)18時〜23時L.O.(火〜金) 12時〜13時30分L.O.、18時〜23時L.O.(土)
休)日、月
予算:¥15,000〜
座席数:テーブル8席、4人用個室1室
https://restaurant-umi.jp

*『フィガロジャポン』2018年12月号より抜粋

texte : KEIKO MORIWAKI, photos : YU NAKANIWA

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