店名のディムサムとは中国の軽食、点心のこと。スチームと謳うだけに、おなじみの蒸し点心のほか蒸し魚などの蒸し料理がここの看板メニュー。
「蒸しものは栄養分や味が損なわれることなく、形も崩れにくいところが利点です」と口を揃えるのは、点心師の鈴木高輔シェフと料理担当の平岡志保子シェフ。ともに都内外資系ホテルで研鑽を積んだベテランだ。なかでもおすすめは、エビ餃子などの蒸し点心。餡は野菜のみのモロヘイヤ餃子や、ヤマトイモやシソの入ったワサビ焼売などオリジナルの味が秀逸だ。透明感のある薄い皮と具のバランスも上々。豊富に揃うグラスワインやアンズやナツメで作る自家製サワーと味わって。
手前のセイロは上から時計回りに、「漢方豚とヤマトイモのワサビ焼売」「甘辛プチチャーシュー饅頭」「五穀米で包んだ鶏肉焼売」、奥左は「モロヘイヤの野菜餃子」「エビ餃子」「絶品広東焼売」。3種入りで各¥990。グラスワインは¥880からある。
「秋の味覚と薬膳キノコの鶏スープ」¥2,145。血行を良くする乾燥茶樹茸などを入れたスープ。
深夜2時までの営業。
スチーム ディムサム・アンド・ワイン
東京都港区六本木4-12-2 佐々木ビルB1F
tel:03-6721-0820
営)18時~翌1時L.O.
休)月、第2日曜日
予算:¥7,000~
座席数:カウンター8席、テーブル14席
東京都港区六本木4-12-2 佐々木ビルB1F
tel:03-6721-0820
営)18時~翌1時L.O.
休)月、第2日曜日
予算:¥7,000~
座席数:カウンター8席、テーブル14席
*『フィガロジャポン』2019年12月号より抜粋
texte : KEIKO MORIWAKI, photos : YU NAKANIWA