中華寝台(チャイニーズベッド)/渋谷/中華料理 ふたりの名シェフに誘われ、中国津々浦々、美味の旅へ。

少量多皿のモダンチャイニーズレストランとしてグルマンも一目置く、虎峰の山本雅シェフが料理を監修し、薬膳中華で知られる、南青山のエッセンスで副料理長を務めた上笹俊シェフが腕を振るうヌーベルシノワが誕生した。

東急百貨店本店の横手、階段を上がればそこは渋谷の喧騒を忘れるインダストリアルな空間が広がる。色とりどりの前菜盛り合わせから始まるコースは、広東風の軽やかなオマールエビもあれば、数種の唐辛子を使う「辣子牛肉(ラーズーニュウロウ)」のようにスパイシーな四川料理もありとバラエティ豊か。なかでも注目は、フカヒレのひと皿。コクと深みを引き出しつつもきれいな味の余韻を残す白湯が出自の確かさを物語る。

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料理はすべて¥13,200のコースから。手前は「辣子牛肉」。低温調理でしっとり柔らかく火入れした牛肉を、唐辛子とさっと煎りあげるように仕上げる。奥は締めの「スッポンのあんかけ天津飯」。アルコールペアリング(¥8,800)もおすすめ。

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「フカヒレの煮込み」。老鶏、豚ゲンコツ、背ガラなどを約8時間煮込んでとる白湯が見事。

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店内はコの字のカウンターのみ。

中華寝台(チャイニーズベッド)
東京都渋谷区道玄坂2-23-13 シブヤデリタワー2F
tel:03-3476-6120
営)18時~21時L.O.
休)水
予算:¥15,000~
座席数:カウンター11席
www.shibuya-bed.jp

*『フィガロジャポン』2020年1月号より抜粋

texte : KEIKO MORIWAKI, photos : YU NAKANIWA

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