シリーズ／六本木一丁目／中華料理 コースは全26皿！ モダン中華は少量多皿がブーム。

少量多皿中華でフーディーに評判の六本木の虎峰。シリーズは、このモダンチャイニーズの姉妹店。シックな店内で、計26皿を￥7,480とリーズナブルな値段でいただける。

シェフは聘珍楼やマンダリン オリエンタル 東京のセンスで修業を積んだ金子優貴。「皿数が多いのでコースの流れには気をつけています」との言葉どおり、五味のバランスも上々。ジャスミン茶風味の焼売やマンゴー風味のマヨネーズで味付けしたエビマヨなど、広東料理をベースにオリジナルを加えた料理が楽しい。コースの締めに出るゴマの風味が口いっぱいに広がる担々麺は、ランチでも人気の逸品だ。オリジナリティあふれるノンアルコールのペアリングも魅力。

料理は￥7,480のコースから。手前のせいろには、「ジャスミン茶焼売」、ハイビスカスで色付けしたエビ蒸し餃子、イカ墨入りの皮で包んだ「黒トリュフ入り小籠包」が。中央は「エビのビスク風チリソースとマンゴーマヨネーズ」、奥は「山形牛サーロインのよだれ牛」。

締めの一品、担々麺。写真はランチサイズで￥1,100

フレンチレストランのような内装。

＊『フィガロジャポン』2020年8月号より抜粋