東北の旅で栗拾いをしてきました。童心にかえって楽しむうちに、なかなかの量が採れました。さて、何を作りましょうか。まずは栗ごはんが思い浮かびますが、ワインのための料理が作りたくなって、栗のリゾットに決めました。ポルチーニと一緒に炊き上げたら、豊潤な秋の香りがたっぷりとキッチンに漂います。栗をむくのはなかなかの手間ですが、私は「栗くり坊主」という専用の栗むきを使っています。これさえあれば、とても作業は楽なのですが、茹でた栗を半割にして、スプーンでほじったものを使っても、おいしく作れます。

ワインはあまり重すぎない赤、もしくは少し熟成感のあるしっかりめの白を。深まる秋にはクラシックなタイプのワインを合わせてみたくなりました。

栗のリゾット

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<材料 2人分>
米 1合
栗 6〜8個
乾燥ポルチーニ 8g
玉ネギ 1/8個
白ワイン 大さじ2
オリーブ油 大さじ2
バター 大さじ1
パルミジャーノチーズ 大さじ3
塩、コショウ

<作り方>
⒈ 栗は皮をむき、水にさらした後、1個を4等分くらいの大きさに切る。(お米との炊き上がりを合わせるために小さめに切る。丸ごと使いたい場合は下茹でを。甘栗などでもOK)
⒉ 乾燥ポルチーニはざっと洗い、水100mlに30分漬けて戻す。粗く刻み、戻し汁はとっておく。玉ネギはみじん切りにする。
⒊ 戻し汁と水を合わせて400mlにし、塩少々を加えて沸騰させておく。
⒋ 鍋にオリーブ油を入れて熱し、玉ネギを入れて炒め、しんなりとしてきたら栗、ポルチーニ、洗わない米を加えてすき通るまで炒め、白ワインを加え煮立てる。
⒌ 2の半量を加え、煮立ったら粘りが出ないように時々ゆすって混ぜる。水分がなくなってきたら、残りの2を3〜4回程度に分けて加え、粘りが出ないようにかき混ぜる。よい歯ごたえに煮えたら、仕上げにバター、チーズを加え混ぜ、塩、コショウで調味する。

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フランス料理とワインを愛する料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。2015年にフランス農事功労章を叙勲。著書に『ma cuisine おいしさの引き出し方』などがある。instagramは@8yukiko76hirano  料理教室cuisine et vin主宰。http://www.yukikohirano.com
愛猫クミンの様子は別のInstagramから@cumin_chatnoir

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