things to do 2019 選ぶのは好きなものだけ。春の部屋作り提案。

個人的に好きなものだけに囲まれた暮らしをしてみたい。偏愛アイテムでセンスよくまとめるインテリアを、スタイリスト作原文子さんが提案します。

デザイナーズ家具に囲まれて。

主役級の個性があるからこそ、一点主義にとどめがちなデザイナーズ家具。国や時代が違っても、ウッドの色を揃えなくても、実は不思議と共存できる。それは、ひとつひとつの家具に宿る普遍的なデザインが呼応し合うからだ。

左奥から、サイ・トゥオンブリーのアートプリント￥34,560、フレーム￥24,570/ともにイデーショップ 自由が丘店　ル・コルビュジエがデザインしたスツール「LC14」シリーズより、バイカラー「ナント・ルゼ」（W33×D25×H43㎝）各￥129,600、左奥のブラウン「カバノン」（W43×D26.5×H43㎝）￥133,920、中央「メゾン・デュ・ブレジル」（W33×D27×H43㎝）￥97,200/以上カッシーナ・イクスシー青山本店　左奥、グリーンのトリミングが利いたキャンティーンボックス￥15,120/プレイマウンテン　昨年、生誕100周年を迎えたアッキーレ・カスティリオーニのフロアライト「トイオ」￥145,800/日本フロス　アーレント・デ・シュルコ社の製図台（W79.5×D82×H74～114㎝）￥151,200/ビルディング　ポール・スミスのチェック柄テキスタイルを張った、イームズの「DCWプライウッドチェア」（W49.3×D55.3×H73.1㎝）￥253,692/ハーマンミラーストア　半円テーブル（W120×D60×H72㎝）￥161,000/アルテック　同テーブル上：松徳硝子のグラス￥1,944、ソーサーにした有田焼の皿￥1,620/ともにシボネ青山　本・上から、『Eames Furniture Sourcebook』￥9,899、『Room 606』￥5,594、『Nomadic Furniture 3.0』￥7,592、『A Passion for Jean Prouvé』￥35,597/以上ビブリオファイル　ドイツの現代美術家ヨーゼフ・ボイスのアートプリント￥34,560、フレーム￥23,220/ともにイデーショップ 自由が丘店　ウォールナット製が新たに登場した「イームズ ハウス バード」のオブジェ￥32,000/ヴィトラ　デンマークの建築家ハンス・ボーリングによるテーブルワゴン（φ50×H55㎝、ビーチ材）￥85,320/アクタス　ワゴン上：計量ジャグ（小）￥3,780、（大）￥6,696、キャセロール￥4,536、ビーカー（大）￥3,132/以上リビング・モティーフ　植物を入れた有田焼のプレート￥5,076/シボネ青山　盛永省治の木製ベース￥30,240/プレイマウンテン　シープスキンラグ￥19,440/ザ テイストメイカーズ & コー　名作「セブンチェア」のユーズド品に、ループウィラーのスウェット生地を張り込んだリメイクチェア（W50.5×D51×H79.5㎝、6/30までの限定受注生産）各￥84,240/以上ビルディング　

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好きなものを集めて作る、アートな一角。

コンソールの上は自分だけのアートスペース。好きで集めたポップな色と丸いモチーフのアイテムで、空間自体がひとつの作品になる。

左から、ミラノ・サローネで話題騒然、ペンダントをモチーフにしたマイケル・アナスタシアデスの照明「アレンジメンツ」￥571,320/日本フロス　コンソール￥583,200（W143×D48×H87㎝）/リビング・モティーフ　コンソール上：インガ・センペの丸型ミラー「ヴィトレイル」￥74,520/マジス ジャパン　直線フレームの組み合わせで既存の概念を覆す、イスラエル人デザイナーのロン・ギラッドによる「フルーツボウルNo.5.5」￥39,960/カッシーナ・イクスシー青山本店　シルクスクリーン×刺繍、アーティストのミズタユウジによるテキスタイルアートオブジェ「タリスマン」（中央の作品ブックレット付き）グリーン、レッド各￥129,600/ともにクリアギャラリートーキョー　ダミアン・ハーストの展覧会ポスター（フレーム込み）￥64,800/ビルディング　北欧デザイナー、エリック・ホグランの黄色いガラス花瓶￥29,160/イデーショップ 自由が丘店　オウムの陶器ジャグ￥9,720/シボネ青山　オレンジのラジカセ「マイ・ウェイ」￥14,580/デザインアンダーグラウンド　塩ビ管を吹きガラス技法で再生したグレーのアップサイクル花器￥16,200/シボネ青山　深緑の円筒スツール￥41,000～/ヴィトラ

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色×柄×モチーフを自由に組み合わせ。

柄もの好きが食卓をおめかし。グリッドの利いたテーブルクロスの上に、キッチュなドットとチェックのテキスタイルを掛け合わせて柄オン柄を楽しんでみる。おもちゃ箱みたいな世界観に、白の陶器でほどよい抜け感を。

テーブルクロスにしたマハラム社のグリッド入りテキスタイル（幅142㎝）1m ￥35,640、ポール・スミスがデザインしたドット柄テキスタイル（幅137㎝）1m ￥19,116、チェック柄（幅137㎝）1m ￥27,108、キャンドルホルダー￥14,040/以上ハーマンミラーストア　アスティエ・ド・ヴィラットの陶器、左から、ピッチャー￥35,640、フランス人女性アーティストのセレナ・キャロンヌとコラボレートした指輪モチーフのマグカップ各￥39,960、赤い実を入れたオーバル皿￥15,012/以上エイチ・ピー・デコ　手前左、モロッコ在住のパリジャンふたりが手がけるレオ・アトラントのトワル・ドゥ・ジュイのマルチクロス￥7,020/バザー・エ・ガルド-モンジェ　岡山の真鍮クラフトブランド、ルーの「よつばフォーク」￥4,320、「木の柄スプーン」￥3,456/ともにシボネ青山　キャンドルの火を消すスナッファー￥6,480/リビング・モティーフ

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※『フィガロジャポン』2019年3月号より抜粋