寛ぎの空間を美しく創り出す、モルテーニの新作。

Interiors 2019.03.21

見せる収納、魅せる収納で知られる、1934年創業のイタリアの総合家具ブランド「モルテーニ」。最高峰の技術をベースに、どこから見ても美しいリビング、ダイニング、ベッドルーム向けのアイテムを展開する。2016年からはベルギー人建築家のヴィンセント・ヴァン・ドゥセインがクリエイティブ・ディレクターを務め、今年も研ぎ澄まされた感覚と温かみを併せ持つような新作が多数登場した。

ロドルフォ・ドルドーニによるアームチェア、ロン・ジラッドによるキャビネットなど、著名なデザイナーが手がける新作も多い中、ヴァン・ドゥセインがデザインを手がけた注目作を紹介する。

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「GRID(グリッド)」の一例。ユニットは吊り型、壁掛け型、置き型を用意し、パーツを買い足したりレイアウトを変えたりとフレキシブルに使用可能。パネルに内蔵したLEDスリットライトが、繊細な光のラインを浮かび上がらせる。
 
ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンが生み出した画期的な収納システムが、「GRID(グリッド)」。高さ1800mmのパネルの上部から吊り下げる形で、さまざまなユニットを組み合わせられる自由度の高さが最大の特徴だ。ユニットはシェルフやドロワー、ピクチャーフレームなど大きさも用途もさまざま。生活や好みに合わせて、クリエイティビティに富んだ壁面収納をつくり上げることができるのだ。また、電子機器類のコードを隠しながら張り巡らせる機能性、LED照明によるラグジュアリーな演出性も備えている。

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アームチェア「エレン」(W800×D840×H680×SH400mm)¥531,360~

格調がありながら、丸みを帯びたフォルムでリラックス感も醸し出す回転式アームチェアが「ELAIN(エレン)」。たっぷりとしたシートとボリュームのある背もたれを持ち、チェアごと360度回転。椅子から離れると自動的に元の位置に戻ってくれる。360度回転することはなかなかないだろうが、椅子の向きを簡単に少しだけ変えることができるのはとても心地よく、大いなるくつろぎをもたらしてくれる機能だ。住宅内はもちろんのこと、ホテルやマンションのラウンジ、オフィスのロビーのようなパブリックスペースにもフィットするだろう。ファブリックやレザーも豊富で、好みの色・素材で仕上げることができる。

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「ALBERT(アルベルト)」には、キルティングを施したヘッドレストクッションがオプションとしてラインナップ。これを背もたれにのせると首元までサポートする快適なヘッドレストとなり、背もたれの前に置くとシートの奥行を狭くして使う時に役立つ。

「グリッド」と同じく、フレキシブルさに特徴があるのがモジュールソファ「ALBERT(アルベルト)」。奥行1080mmと1530mmの独立したユニットを組み合わせることで、リビングの形に合わせた配置ができる。整然とした印象を与えるのは、普遍的なスクエアフォルムを採り、さらには足元に覗くピューター色のベースとアーム部分のインナーステッチのカラーがマッチしているから。モルテーニならではの洗練されたデザインとテクノロジーを融合させたソファに仕上がっている。
●問い合わせ先:アルフレックスジャパン
0120-33-1951(フリーダイヤル)
www.molteni.jp

 

 

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