ニコライ バーグマンのフラワーアレンジメント教室へ!

Interiors 2019.07.05

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南青山にあるニコライ バーグマンのフラッグシップストア。表参道の喧騒を抜けた静かな路地に佇む。

南青山にあるフローリスト、ニコライ バーグマンでは、フラワーアレンジメントレッスンが行われている。梅雨真っ盛りの6月下旬に行われたレッスンをレポート!

表参道駅から徒歩3分、人通りの少なくなった路地を入ると、ガラス張りのショップの前には目にも鮮やかなグリーンの鉢が出迎える。雨上がりの水分をたっぷり含んだ緑がしっとりと輝いて、ジメジメした気分を和らげてくれる。アレンジメント教室が行われるのはショップの2階。初級、中級、ポップアップ、プリザーブドフラワーなど複数の講座から好きなコースを、入会金もなく1回から受講できるのが魅力だ。

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毎回、季節感あふれる花材が、テーマにあわせて用意される。

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花材の名前と写真が書かれたワークシート。はじめに講師が花材の特徴と手順を説明してくれる。

この日に行われたのは初心者向けのGROWコース。フラワーボックスで人気を博し、グローバルに活躍するニコライ バーグマンの独特なセンスが学べるとあって、レッスンは盛況だ。作業テーブルに用意されていたのはアセビやリキュウソウ、ハマナデシコなど日本でもおなじみの植物で、すべてグリーン系で統一されている。この日のテーマはジャポニズム。最初に講師の西垣さんが全体のコンセプトとプロセスを説明してくれる。

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ベースとなる葉ものを切り分ける。この日のグリーンはアセビ。

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全体の高さを決めるために、ブルーベリーの実を中央に配置。ここで全体のバランスが決まるので、枝の長さを慎重に決めるようアドバイスを受ける。

フワフワとした丸いフォルムのテマリソウやベルベットのような質感のグリーンティアラ(ケイトウ)、モジャモジャしたユニークな形状のアリウムなど、個性的な花をバランスよく配置しながら全体を丸いフォルムに仕上げていくのがポイントだ。アウトラインを決めて放射状に花を挿していく作業は花と自分との対話。1本1本の花をどのように生かそうか思い巡らせる時間がなにより楽しい。

アクセントに使う花のバランスに悩んでいたら、西垣さんが的確なアドバイスをくれた。ラウンド状のアレンジメントは360度どこから見ても正面になるように形作るので、つねに花器を回しながらバランスをチェックする。

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ふわふわした質感が可愛いテマリソウ。花器をぐるりと回しながらバランスよく挿していく。

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こちらが完成形。形も質感もさまざまな個性的な花や実が、グリーンのハーモニーを奏でる。

1時間半くらいかけてようやくすべての花を差し終え、ようやく完成形がみえてきた。西垣さんに最終チェックしてもらい、何箇所か手直ししたら出来上がり。作品はその場で写真撮影し、出力してもらえるサービスもうれしい。慌ただしい日常を少しだけ離れて、季節の花々と向き合う時間は、生活に潤いを与えてくれる。来月は夏にふさわしいヴィヴィッドな花が揃うとのこと。癒しとパワーをもらえる花の力に触れてみてほしい。

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こちらはニコライ バーグマン本人が講師をつとめるクリエイティブ ワークショップの作品。こっくりとしたピンクの花をゴージャスにアレンジしたブーケは、贈り物にしても。

ニコライ バーグマン インターナショナル スクール オブ フローリストリー
港区南青山5-7-2
tel:03-5464-0745
*コースは初心者・中級者向け、プリザーブドフラワー、クリエイティブワークショップ、ポップアップワークショップがあり、レベルに合わせて好きなクラスを1回から受講できる。入会金、年会費不要。
予約はウェブサイトから受付中。
https://www.nicolaibergmann.com/school

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texte : JUNKO KUBODERA

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