『ぬりえほん』で、親子の時間がもっとカラフルに!
Maman
雑誌や書籍、広告と幅広いフィールドで活躍するイラストレーター、阿部伸二。自らの飼い猫“SORI”の実話が、そのまま楽しい絵本になった。一風変わったこの『ぬりえほん』は、挿絵には一切色がついておらず、読んだ子どもたちが自由に色をつけられるという楽しい仕組みだ。
物語と塗り絵が融合した、新しいコンセプトの絵本。
物語と挿絵とが交互に登場し、次はどんな猫が登場するのか!?と親子でワクワクしてしまう。色のない絵本なのに、文章を読み進めて行くうちに、頭の中にさまざまな色が不思議と湧き起こってくる。子どもが思い描いた色、大人が想像した色……。子どもと一緒に色鉛筆で塗ってみると、答えのない色の楽しさがどんどんあふれ出てくる。
表紙は活版印刷、中面の猫は10種類の手触りの異なる紙でリソグラフで刷られている。紙を触る喜びもこの絵本の楽しみのひとつだ。阿部伸二が描いた100匹の猫の物語は、子どもたちの手にかかると、想像を超えた新しい世界を見せてくれる。そして色がつけられた絵本は、そのまま家族の大切な思い出になるはず。
『ぬりえほん① ねこ』¥3,780(500部限定エディション入り) NEUTRAL COLORS刊 222ページ。販売は全国の書店、またはNEUTRAL COLORSウェブサイトにて。
info@neutral-colors.com
texte:MIKI SUKA