バカンスの楽しみは、フレンチ女子会 ♪
2週間の冬のバカンス期間今日で最後。冬のバカンスはスキーバカンスとも呼ばれて、フランス人はこぞって前半または後半の1週間を雪山で過ごします。
ところが、エステサロンはこのバカンス期間は逆に忙しくなります。
子供や夫をスキーに送り出して、ひとりパリに残ったママンにとっては、束の間の自由を謳歌する1週間となるからなんです。普段は家事に育児に仕事にと忙しいママン達も、この時ばかりとエステをしたり出かけたり、思いきり羽を伸ばします^m^
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そんなパリ居残り組のママン友人達を呼んで、我が家の狭いアパルトマンで女子会!
フランスには「大人の女になるのは40歳から、成熟した女になるのは50歳から」という、ありがたーい言葉がありますが、大人になるということは、それなりの悩みを抱えることにもなるわけで。
特に、たとえ夫婦でも男と女の仲を求めるフランス人は、悩みがつきません。
ま。要は、思いっきりお喋りして、食べて、パートナーの悪口言って、憂さ晴らし(笑)
日本人とそう変わりない?!
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女子ばかりだと、良い意味で気持ちがゆる〜く、準備もストレスなし ♪
アペリティフはチップスとミモレット。
友人が持ってきてくれた、夫がいないときにこっそり飲むというシャンパンでカンパーイ!
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前菜は、ポワロー葱を蒸してヴィネグレットソースで和えたもの。ポワローの甘みが増す寒い冬の、フランスの定番アントレです。彩を添えるため、生ハムを添えました。
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メインは「カルボナード」。
牛肉を飴色に炒めた玉ねぎとビールでコトコト煮込んだ、ベルギーの郷土料理です。
本来はランプ肉を使いますが、今回は牛の頬肉、スネ肉、肩肉の3種類を使いました。種類の違う部位を混ぜたほうが美味しくできます。
材料がシンプルなだけに、美味しく作るコツがいくつかあるのですが、今回は煮込んでいる途中に鍋の蓋を開けて「あ、今日は美味しそうだー!」と確信(*^^*)
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使うビールがとっても大切で、私はベルギーのトラピストビール「シメイ・ブルー」を使います。
シメイはレッド・ホワイト・ブルーと3種類ありますが、苦味とコクのあるブルーが私的にはオススメです。
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付け合せは、じゃがいものピュレ。
「ビールとじゃがいも」これが苦手なベルギー人に未だかつて出会ったことがないほど、絶対に外さない黄金の組み合わせ。
ピュレを美味しく作るコツはただ一つ。バターの塊をドカーっと入れること(キャー)
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本当に美味しく煮えました〜。
材料が、牛肉・玉ねぎ・ビールとシンプルなので、見た目よりあっさりしています。おかわりして、いっぱい食べました。
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さらに、食後は友人が持ってきてくれたチーズもモリモリ食べる。
コンテ、シェーブ、サンネクテールの3種類。
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デザートは、レッスンで習いたてのピエール・エルメもどきの「イスパハン」。
バニラとライチとフランボワーズが奏でるハーモニーが甘美な、女子会にぴったりのお菓子です。
乙女なお菓子には、繊細なシャンパンで再びカンパーイ♡
レストランだと、デザートはチーズか甘いスウィーツを選ぶのが普通ですが、家庭ではどちらもいただきますよ〜。
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美味しいものと、気のおけない友人達とのお喋り。
これまた友人が持ってきてくれた美味しい紅茶も飲みながら、女同士のぺちゃくちゃは、夜が更けてもまだ続く〜。
女子って聞いてもらうのが楽しいの!(笑)
どんな深刻に悩んでいても、言葉に出して、あーだこーだと話している瞬間だけは、悩みが悩みでなくなる気がしませんか?
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最後に友人がボソッとつぶやいた一言。
「あ〜、楽しい一週間だった!」
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