CHICHI PARIS ~パリに住むエステティシャンのblog~

フランスの1月のお菓子☆ガレット・デ・ロワ

1月6日のエピファニー(公現節)といえば、フランスではお菓子のガレット・デ・ロワを食べる日。パイ生地の間にアーモンドクリームを挟んで焼いた、シンプルなお菓子で、年が明けると同時にパン屋さんやお菓子屋さんに出回り、フランス人は1月中ガレット・デ・ロワを食べまくるのです。

デザートとしてはバターたっぷりで重く、何より超高カロリー(100g=456カロリー!)なので、実はあまり得意ではないのですが、1月に友人宅へ食事に呼ばれるとかなりの割合で出されるし、まして子供がいるお宅に至っては100%間違いなくデザートはガレット・デ・ロワ。切り分けるときに子供がテーブルの下に隠れて、「この一切れは〇〇の!この一切れは僕の!」と叫びながら、誰がどの一切れを食べるのか決めていきます。そして、子供にちゃんとフェーブが当たるように、フェーブを親が子供の一切れにねじ込んでやるのもお決まり。フェーブが当たった人が王さま(または王女さま)!

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テーブルの下に子供たちがいて、切り分けるたびに「〇〇の!」と叫びます。

すっごく好きではないと言いつつも、季節モノなので私も2個買いました。友人宅でも2回食べたので、1週間で4回も食べたことに・・・。

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まず買ったのは大好きなDes Gateaux et du Pain(ガトーエデュパン)。上質のアーモンド使用で、パイ生地のサクサク感、バターの風味たっぷり、王冠も美しく、やはり味も形も他の店よりもワンランク上!ただし、フェーブがアーモンドを半分に切ったようなシンプルなデザインだったので、そこだけが残念でしたが、これは好みの問題ですね。

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その次は、5区に住んでいたときに頻繁に行っていたCarl Marletti(カール・マルレッティ)。ここはミルフィーユが美味しいので、パイ生地が美味しいことに間違いはない。ここガレットは正方形。あっさりと甘さ控えめでした。

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そして、特筆すべきは美しいフェーブ!手書きのリモージュ焼きのフェーブです。可愛いバラのフェーブが当たりました♡

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さぁ、あと何個食べられるかなぁ。今週末はSebastien Degardin(セバスチャン・デガルダン)のガレット・デ・ロワにするつもり (^m^)

chichi

立神詩帆 / Shiho Tatsugami
2002年渡仏。エコール・フランソワーズモリスで学び、エステティック・コスメティックCAP国家資格を取得。2011年からパリ7区でエステサロンCHICHI(シシィ)を自営。All About のフランス流美容ガイドとして、パリジェンヌから学ぶ美容情報やライフスタイルに関するコラムを掲載中。
好きなものは、フランスの食文化、1日の終わりのアペリティフ、アルゼンチンタンゴ、旅。

www.chichiparis.com
https://allabout.co.jp/gm/gp/1693/
Instagram: @chichi_paris7

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