シャングリ・ラホテルのヴィーガンアフタヌーンティー
ドイツに住む友人がパリに来ていて、1年ぶりにシャングリ・ラホテルで再会。このホテルは元々は皇帝ナポレオン・ボナパルトを大叔父にもつローラン・ボナパルト王子の邸宅として建てられた建物で、ホテルとしてはこじんまりとしていて静かにゆっくり過ごしたいときにぴったりの場所です。昨年のクリスマスデコレーションが素敵だったので楽しみにしていたら、ツリーもデコレーションも12月に入ってからとのことで(ホテルに行ったのは11月末だった)見ることができなくて残念・・。
さて、暖炉の前でアフタヌーンティータイム♡
シャングリ・ラホテルのアフタヌーンティーはヴィーガンです。ヴィーガンのお菓子というと、風味がなくて味が薄いというイメージだったのですが、出てきた3段トレイに驚きました。スコーンもシナモンロールもある!
なんだか映画に出てきそうなメートル・ドテルのムッシューが、いかにも「ウッフッフ。お嬢さん方、驚いたざましょ〜」とでも言いたげに、お菓子の説明をしてくれました(笑)
乳製品を一切使わず、小麦粉の代わりに栗粉や米粉、豆乳やヘーゼルナッツオイル、砂糖の代わりにメープルシロップなどを使用しているそうです。ツヤツヤで美味しそうなアプリコットのスコーンに添えてあるホイップクリームはココナッツミルクのクリーム。プレート以外にも3種類のケーキ、マドレーヌ、チョコレートもあります。
久しぶりに会えたので写真を撮ってくださいとお願いしたらムッシュー大張り切り。正面、斜め、上から、下からとあらゆる角度で沢山撮ってくれました(笑)どの写真にも私達だけでなくちゃんとプレートやお菓子が全てちゃんと収まっていてさすが。
スコーンやサンドウィッチのパンに米粉が使用されているのでモチモチの食感です。感激したのが3種類のケーキ。アーモンドとオレンジのムース、ショコラとさくらんぼのフォレノワール、ノワゼットと柚子のタルトだったのですが、どれも美味しくてどこがヴェーガンなのか全く分からない。特にノワゼットクリームの中に柚子のジェルが入ったタルトが美味しかった〜。
私は乳製品が大好きだし、スコーンやパンはやっぱりバターや卵の風味がある方が美味しいと感じるけれど、美しいお菓子の数々にヴェーガンのイメージを覆すアフタヌーンティーは新鮮でした。そして、これだけ沢山食べたのに夜には胃がスッキリと軽かった!
それにしても人生には天と地がひっくり返るようなことが起こるものですねぇ・・。どういうわけか私にはそういう友人達が多いのですが、会わなかったこの一年間の報告を聞いてぶっ飛びました。ようやくショックも収まりつつあり、ドイツで他に類を見ないビジネスをひとりで立ち上げて頑張っていて、何より穏やかで心根の優しい彼女だから絶対に大丈夫!私たちは同い歳で海外でひとりで仕事しているという共通点があるので、環境は違っても苦労が分かるような気がするのです。必ず時が解決してくれるから、今度会うときは笑い話になっているように前向きな気持ちで明るく過ごしてほしいと思います。
気がついたら3時間以上も喋ってました!お菓子を食べながらのお喋りってどうしてこんなに楽しいんでしょうか(^ ^)
ARCHIVE
MONTHLY