CHICHI PARIS ~パリに住むエステティシャンのblog~

卵を産み終わったら老鶏ホームへ!プルハウスの卵

最近買うようになった卵が ”プルハウス”の卵。店によって若干値段が異なりますが、一箱6個入りで約6ユーロ(約750円)。私がいつも買う卵の2倍の値段です。

他の卵に比べて高い理由は、卵が産めなくなった鶏のホーム費用込みだから。家禽として扱われる雄鶏や老鶏は食肉になります。雌鶏も18ヶ月を過ぎると排卵を終え食肉になります。つまり鶏の平均寿命は6年を考えると、彼らの一生はすごく短い。プルハウスでは卵が産めなくなった雌鶏も食肉用に回さずに飼育し続けて、寿命を全うさせています。Poule(プル)はフランス語で雌鶏という意味。

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徹底した動物愛護主義者でもベジタリアンでもなく、卵料理も大好き。ではどうしてこの卵を買うかというと、ズバリ美味しいから。放し飼いでストレスなく産み落とされた卵はシンプルにウフ・ア・ラ・コックやオムレツにすると味に違いが出ます。値段が高いと感じるか妥当だと感じるかは人によるところですが、有機飼料で育ち自然環境の中で放し飼いされている様子はHPで24時間ライブ配信されていて、その様子を見ると食の安全のためと卵を供給してくれる鶏への感謝の気持ちを込めて高くてもいいかなと思います。

でも我が家は卵消費がすごく激しいし卵で家計が圧迫しては困るので、お菓子や料理に使うのはいつものオーガニックの卵、卵料理にはちょっと贅沢にプルハウスの卵と分けています。

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先日ペリゴールに行ったときトリュフを買ってきたので、プルハウスの卵とお米と一緒に保管。フランスではトリュフはこうして卵とお米を一緒のケースに入れて、トリュフの香りをお米と卵に移してから料理します♪

 

poulehouse :https://www.poulehouse.fr

 

chichi

立神詩帆 / Shiho Tatsugami
2002年渡仏。エコール・フランソワーズモリスで学び、エステティック・コスメティックCAP国家資格を取得。2011年からパリ7区でエステサロンCHICHI(シシィ)を自営。All About のフランス流美容ガイドとして、パリジェンヌから学ぶ美容情報やライフスタイルに関するコラムを掲載中。
好きなものは、フランスの食文化、1日の終わりのアペリティフ、アルゼンチンタンゴ、旅。

www.chichiparis.com
https://allabout.co.jp/gm/gp/1693/
Instagram: @chichi_paris7

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