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オーガニックなパリの子育て

まだまだ理解できないベベにどう注意する!?

我が家の娘たちもあっという間に1歳10カ月になり、べべからすっかりベベフィーユ(Baby girl) と呼ばれる月齢になりました。ふたりとも1歳くらいで歩くようになりましたが、歩き出したかな? と思っていたら、あれよあれよという間に走り出すように。走り出したかな? と思っていたら、駆け足で逃げるようになりました。
仕草もそうですが、髪も伸びてきたら、赤ちゃん、というよりはもうすっかり「ガール」に近いのです。

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意思もさらにはっきりとしてきて、やりたくないこと、食べたくないものを主張したり、着たい洋服を持って来たりするようになりました。ときには不服を主張するために床でエビ反りになっています。あちこち動き回り、一瞬たりとも目が離せません。頭の後ろにも目があったら! と真剣に思うこともしばしばです(笑)。
自我が出てきて、ぐらが遊んでいるものをぐりが力ずくで取り上げようとすることも日常茶飯事です。時折お互い叩いたり、突き飛ばしたり、「叩いちゃダメよ!」といったところで聞くわけもなく……。
この数カ月は、ソファの背もたれの上に立って、座るところに向かってダイブすることが彼女たちの間で流行っているので、見ているこちらのハラハラは尽きません。

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こちらの声のトーンで、褒められているのか、注意されているのかはわかると思いますが、言っていることの全てを理解しているわけではありません。
大切な書類に落書きされそうになったり(ちなみにハンドバッグにはすでに落書き済み)、破られそうになったり、家で仕事することが多いので、ハラハラも増える一方。

どうやって注意したら一番効果があるのかな? と考えてはみるものの、なかなかその方法を見出せないでいたところに、昨年イギリス人の心理分析家の先生とじっくりお話する機会がありました。先生にも3歳の豪快なベベフィーユがいらっしゃるということで、相談してみたのです。

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先生は、6歳までは脳の発達の過程で、「ME」 (自分) が中心なのだとおっしゃっていました。「YOU」 (他者)の存在の認識は、月齢が小さければ小さいほど少ないとのこと。「YOU」の存在の認識が確立されれば、譲り合ったり、共有したりする社会性が現れるのだそうです。そして言葉の理解が少ない時ほど、何かを伝える時にはシンプルに、何をすべきかを明確に伝える、というポイントを教えていただきました。

具体的に言いますと……、

●「それを持ったらダメ!」とか「それは危ないわよ!」と言う代わりに、一言「気をつけて!」(Be Careful) と伝える。

●「そっちに行っちゃダメ!」ではなく「ここにいて」(Stay)と話してみる。

●2人で物を取り合っていたら、「シェアするんだよ」(Share)と一言。

●公共の場で騒いでいる時などは、つい「うるさい声は出さないの!」と言ってしまいがちですがが、「静かにね」(Be quiet)と伝える。

●レストランであれこれ触っていたずらしそうになった時には、「おりこうでいてね」(Be Nice) と話しておく。

●どちらかが手を出しそうになったら、「仲良くね」(Be gentle)。

●猫のベティを勢いよく掴みそうになったら、「そぉっとね」(Be gentle)。

といった具合です。

小さな子供の脳は「〜をしてはいけない」「やっちゃダメ」という“否定文”を理解するまで発達していないので、ストレートに頭に入ってこないのだそう! なるほど、それでは言っても効果がないわけですね。シンプルな言葉で、やるべき事を明確に伝えてあげると、そこに子どもの意識が向いてくるとのこと。

そのお話を聞いてからは、毎日「仲良し!」とか「気をつけて!」といった具合に伝えてるようにしています。そうは言っても大人と違って、何度も何度も繰り返してしまうので、その度に根気強く伝えなくてはなりませんが。

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また、私も心の余裕がない時には、子ども達が書類を破ったり、誰かを叩いたりするのを見て「何やってるの!」と思わずおしりをペンッとしてしまいそうになります。夫も「叩いちゃダメだよ!」と、子どもたちの手をペシッとしたことがありました。しかし、どう見てもベベたちに悪気があるようには見えないし、悪ふざけするような月齢でもありません。そのため子どもをペシッと叱るのは、効果があるのかどうかも聞いてみました。

結論からいいますと、心理分析家の先生がおっしゃることには、親が子を叱る時に手を出したとしても効き目はないそうです。それは「自分がしたこと」と「ペシッと叩かれたこと」を関連付けるところまで脳が発達しておらず、子どもは親に叩かれたことに対してショックを受けるだけ。子どもが自分行ったことに対して「反省」の気持ちが現れるのは、もう少し先のようです。

ですから、ぐりがぐらを叩いたら、(未然に防げれば一番なのですが!) ぐりの手を取り、ぐらを優しく撫でながら「優しくねー」と地道にやっています。今はまだ「叱る」ことは無意味なのだと理解したら、なんだかスッキリして、伝えるべきことにフォーカスするようになりました。

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先生に教えていただいたことを半年前から実践するようになり気づいたことがあります。娘たちがハラハラするような場所を歩いているとき、そばで見守りながら「気をつけてね」と伝えると、その歩みに神経を集中させて注意深く進むようになりました。「気をつけてね」が子どもたちの意識の中で「気をつける」に間違いなく変換していることを感じます。

ベティを撫でる時にも、毎回「そーっと、そーっとね」と言い続けたら、「そーっと」優しく触れるようになりました。

1歳8カ月くらいになったとき、こんな変化も見られるようになりました。自立心旺盛なぐりに「落としたら危ない!」「気をつけてっ!」と突発的に声を荒げてしまうと、今度はヘソを曲げるようになってしまったのです(笑)。「アタシはこんなに気をつけているのに、なんだってママンは気をつけてなんて言うのよ」と言わんばかりに、これ見よがしにポイっと投げるのです。この逆効果に気づいてからは、いつもと同じトーンで「気をつけてねー」と言うように心がけるように。すると心得たように(見える)、傾いてギリギリこぼれそうになったコップも細心の注意を払いながら持っています。
また、いたずらっ子のぐらに、同じように大きな声で「気をつけてっ!」と言ってしまったときには、その声にビックリして思わず両手を振り上げて落としてしまいました(笑)。

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今では、「シェア、シェア」と言いながら、色鉛筆を交換し合っています (取り合いも同じくらい多いのですが!)。 仲良しのゴールまではまだまだ程遠いのかとも思いますが、スタート地点よりは少しだけ前進したかな? という感じです。

双子の先輩ママ達からは、「3歳になったら2人で遊んで楽になるわよー」と言われています。その日が待ち遠しいと思いつつも、ママンとまだまだ一緒に遊んで欲しいな〜と思ってしまう今日この頃です。

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CHICO SHIGETA

SHIGETA主宰、ホリスティックビューティーコンサルタント。美しい肌と体を育むためには心身のバランスこそが不可欠と考え、長年フランスおよび日本にてビューティーメソッドを探求。その経験と実績をもとにバイタリティー・コーチング®を考案。現在は、パリのセレブリティやアーティストのためのパーソナルコーチとして活動するほか、大手化粧品会社や美容機器会社のコンサルティング及びブランドスポークスマンとしても活躍中。近著に『「リセットジュース」を始めよう~パリ美人のダイエット』(講談社刊)など、著書多数。

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