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オーガニックなパリの子育て

どうする? べべの紫外線対策!

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夏になると頭を悩ませる、べべや小さな子どもの紫外線ケア。
うちの子供たちは、6月生まれで、なおかつその年のパリは猛暑の真っ最中でした。気温が日によっては37度から39度も上がるので、産院を退院した後は家の中に陽が入らないように、家中のよろい戸を閉めて生活しました。こうすると、家の中の気温の上昇を少しは防ぐことができるからです(とはいえ暑かった……。)。

出産前に、私のクライアントから「べべとお散歩は楽しみねー」と言われたことがあり、「出産後どのくらい経ってからバギーで散歩に行くんですか?」と聞いたら「私は1週間後だった思う。赤ちゃんの肌に風を当てるのは大切よ」とおっしゃっていたので、そんなに早いうちから外に出すものなのかと驚いたことを記憶しています。
とはいえ、その猛暑の中出かけられないし、退院してから2週間は2、3日置きに看護婦さんが、順調に育っているかどうか自宅に子どもたちの身体チェックに来てくれていたので、(およそ8カ月で出産し、低体重で生まれたため)体重が目標のラインに乗って、看護婦さんの「小さいけど健康だからもう大丈夫」という太鼓判をもらってから、バギーで初めての散歩に出かけました。生後3週間後くらいだったと思います。バギーの日よけをバッチリかけて、直接陽が当たらないようにブローニュの森へ行きました。

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生後2カ月くらいになって、夫の両親が持つ海際のヴァカンス用のメゾンへ1カ月滞在した際には、海風に当たると健康になると聞いて、毎日夕方の陽がかげってくる時間帯に海辺をバギーで散歩に行きました。その時も陽が直接当たらないように、バギーの陽よけをかけ、暑くないようにバンブー素材で体に当たっても涼しいお包みで体を守り、それでも低くなった夕日が差してくる時には、このお包みを陽よけごと被せるように使っていました。なので、その時はサンスクリーンを使うことはありませんでした。 

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ちょうど4カ月くらいになった頃に、旅行でタイを訪れた時も、朝夕の雲が分厚く陽が出ていない時を狙ってプールに入れたりしていました。
歩くようになるまでは、基本外で遊ぶことはないので、ひたすら日陰に置くことであまり心配は入りませんが、トテトテ歩くようになるとそうはいきません。

今も海に連れて行く時は、夕方の5時頃を狙って1時間くらい遊ばせたり、プールで遊ばせる時間も陽が強くなる前の朝の時間か、夕方の陽がかげってきた時間帯を狙っています。暑い日は、散歩に行くのもそれと同じくらいの時間帯です。帽子を極端に嫌がる時期もあったので、なるべく日陰を狙って歩きます。

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そうこうしているうちに、瞬きしている瞬間にどこかへ行ってしまうような、走り回る時期がやってくるわけですが、今も家から一歩テラスに出れば「日陰にいてね!」を1日何回口にするかわかりませんが、今でも外で遊ぶ時は、基本は日陰か朝と夕方の時間帯。

しかし、私が出張で不在の時には、よく夫がぐりとぐらを二人を連れてゴルフに行くので、我が家ではこの時が一番の紫外線ケアが必要な時。基本は木陰……、とはいえ、ちょこちょことあっちこっち走り回るので、(屋外で遊ばせる運動のために連れて行く節もあり)やはり紫外線のケアが必須です。帽子とサングラスが不可欠なのですが、サングラスは、まだハードルが高くすぐに取り外したくなってしまうよう。

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顔と身体につけるサンスクリーン(日焼け止め)は、SPFがあまり高くないものを何度か塗り直すのが基本です。私も実際に子供の肌にサンスクリーンをつけたり、シャワーを浴びるときに洗い流したりを何度も何度も経験して、やっと勝手がわかってきました。

まず、やはり月齢が12カ月以下の場合には、SPF30以上のサンスクリーンを使うと、洗い流すのがとにかく大変。というのもべべの肌はプニプニでデリケート、かつ、片手でべべの体を支えながら洗う、もしくはつかまり立ちをさせている間に、きれいに洗い流すのが至難の業でした。なので、バスルームでしっかり立っていられる様になるまでは、SPF20前後の数値があまり高くない、洗い流しやすいものが使いやすいと思います。

そもそもSPFの数値が弱いと紫外線からの保護力も弱いのでは? と思われる方もまだまだ多いと思うので、まずはSPFの豆知識を。SPFの数値は、保護力だけではなく、保護をする時間を表します。また肌の色が焼けるか焼けないかが基準ではなく、赤くヒリヒリと炎症を起こすかどうかがポイントとなっています。とはいえ、SPF6や15で常夏のビーチへ行くのは、さすがに太陽に負けてしまいそう。でもSPF30になると、紫外線からの保護力は95%まで上がります。SPF50となると98〜99%まで保護力が高まります。

ところが、ここで問題になるのが、紫外線をカットする為に配合するミネラルの量なのです。今は多くのママンたちは、子どもにはアレルギーの原因になりやすい紫外線吸収剤の入ったサンスクリーンを避けて、ミネラル系の製品を選ぶ方も多いと思いますが、ミネラルだから体に良いとも一言ではいえません。ミネラルの紫外線反射剤は、(塗ると白浮きする、アレです)肌にミネラルの膜を作って、紫外線を乱反射して肌を守ります。そしてSPF30から50にアップさせるためには、ミネラルの量をSPF30のなんと20%も増量しなくてはならないのです。
そのため肌につけたとき、ミネラルの膜が厚くなり、肌に蓋をしてしまうため、肌が呼吸ができない状態を作ってしまうわけなのです(実際に肺呼吸の様な酸素の行き来があるわけではありませんが、肌は大気と触れ合うことで、本来の機能を維持しています)。皆さんもきっとご自身でSPF50くらいのミネラルサンスクリーンをつけて、白くペタッとする感じを体験されたことがある方も多いのではないでしょうか?

ですから子どものサンスクリーン選びも、大人と同じくTPOに合わせて使い分ける必要があるのかなというのが、私の結論です。

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●小さな赤ちゃんは、なるべく日陰に。そして陽よけ、帽子を駆使して、どうしても直接陽に当たってしまう場合には、SPFの低い、洗い流しやすいものをこまめにつけるのが良いと思います(長時間外で陽に当たる様な状況は、いずれにしても避けた方が良いと思います。)バギーに日よけをかけても陽が入ってしまう場合には、さらにガーゼなどを風の通り道はキープしながら上からかける。

●11時から14時以外の太陽が出ている時間帯に短時間外に出る(例えば、通学)であれば、SPF15でも対応できると思います。

●体をしっかり洗える年齢になったら、日中屋外で遊ぶ時にはSPF30を2、3時間おきにつける。もしも、何度もつけるのが無理な時には、SPF50を使う。

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べべや子どもの肌にも負担のない、かつ使い勝手の良いオーガニックサンスクリーンは、まだまだ本当に少ないです。
通常ヨーロッパでは、サンスクリーンとして販売する製品はSPF数値をパッケージに記載する義務があり、数値はモニターテストで計測する必要があります。それは、多くの白人の肌では、SPF15には92%の紫外線の保護力があると言われても、炎症を起こすケースが多いため、SPFの表記が肌の健康に必須なためです。日本の製品には、パッケージにSPF数値の記載がないものもあるので、その辺りはどこまで正確なのかわかりかねます。またミネラルサンスクリーンを使用した使い勝手の良い製品で、オーガニック、ナチュラルと謳っていても、「ジメチコン」の様なシリコンベースのポリマーを使用しているものもあるので、(化粧品の成分についてもう少し知りたいという方はこちらを参照してください)オーガニックの認証はないものの、安全な成分を使っていて、伸びもよく、SHIGETAのMaman & Petit のベビーウォッシュの優しい洗浄力でしっかり落ちる使いやすい製品をピックアップしてみました。

●「ちょっとそこまで……」の時にはALOBABYの、 UV&アウトドアミスト、UVモイストミルクが、使いやすいと思います。とはいえ、SPF15なので日差しが強くない時に使うのがおすすめです(精油が入っているので、敏感肌の子どもには痒くなることもあるかもしれません)。

●「今日はお友達とBBQ!」というような、しっかりと保護が必要な日には、SPF43のチャントアチャームのUVフェイス&ボディプロテクターが使いやすいと思います。

上記でSPF30が良いということをすでに書いてきたにも関わらず、30がない!と思われたと思いますが、この記事を執筆するのにあたり、さらに色々と試してみたのですが、使い勝手と成分を照らし合わせて、なかなか「うん」とうなずけるSPF30くらいの子ども用のオーガニックサンスクリーンには、残念ながらまだ出会っておりません。(我が家でも白浮きする使いにくいSPF30を使っています)本当にすいません。でもSPFの仕組みはご理解いただけたと思いますので、日常使いのサンスクリーンや夏休みに向けて、参考にしていただければと思っています!
そして、私が「これなら!」というものを見つけたら、みなさんに一番にお知らせしたいと思っております。

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それでは、みなさんBonnes Vacances!!

CHICO SHIGETA

SHIGETA主宰、ホリスティックビューティーコンサルタント。美しい肌と体を育むためには心身のバランスこそが不可欠と考え、長年フランスおよび日本にてビューティーメソッドを探求。その経験と実績をもとにバイタリティー・コーチング®を考案。現在は、パリのセレブリティやアーティストのためのパーソナルコーチとして活動するほか、大手化粧品会社や美容機器会社のコンサルティング及びブランドスポークスマンとしても活躍中。近著に『「リセットジュース」を始めよう~パリ美人のダイエット』(講談社刊)など、著書多数。

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