
"Cuisine(s) Michel Troisgros "
Tさんと新宿の「ハイアット・リージェンシー東京ホテル」にある"Cuisine(s) Michel Troisgros"
(キュイジーヌ ミッシェル・トロワグロ)のデジュネに行ってきました
Michel Troisgros (ミッシェル・トロワグロ)と言えば、言わずと知れた親子3代に渡る
フランス料理界の巨匠
残念ながら本場のRoanne(ロアンヌ)で食べたことはないけど、彼がスーパーバイザーを務める
パリのHotel Lancaster内にある"La Table du Lancaster"(ターブルランカスター)はお気に入りの一つ
そして同じように彼の味を東京で食べられるという"Cuisine(s) Michel Troisgros"
Tさんの誕生日&忘年会を兼ねて出かけた訳です。
ご案内いただい席は、誰かのお部屋のようなコージーなスペース
そしてすぐにアミューズが。
暖かいサモサは美味しく、蓮華に入ったものは味わう前にまた飲みこんでしまいました・・・。
もっと落ちついて食べなくては
「満腹になるからパンはセーブしようね」と、言い合いがらも一口食べたらなかなか止められない美味しさ。
特に四角いブリオッシュ、とても美味
前菜に私は、大好物カボチャのヴルーテ。
こちらは、フルーツトマト、イカ、ベットラーブの前菜。
トマトがカワイイ。湯むきする際にこうして皮を半分残してめくるのもアリ?
「見た目はカワイイけど、やっぱり口の中に皮が残るよ・・・」とTさんは教えてくれた。
次に私にはイカのお料理。
黒いスープソースは、イカスミですがとてもマイルド
ほうれん草とベーコン、刻んだ梨でちょっと甘みをプラス。
こちらは、液状の卵にジロール茸、梨とヘーゼルナッツが隠れています。
こちらのメニューは、書き方がとてもシンプルで料理法のようなものがほとんど記されていません。
例えば上の料理も
"Oeuf coulant, girolles, poire et noisette"(ウフクーラン、ジロール茸、梨、ヘーゼルナッツ)
という感じ。
表現は至極シンプルなのに、料理は複雑というギャップがイイ
ワインは最近はまっているアンジュのワインを見つけたのでこちらを1本。
杏のような味わいのワインです。
出ました!名物カエルのモモ肉。
タマランとガーリックが香るこのお料理は、本当に美味しい
お魚は、黒ムツ。
緑のソースはルッコラです。左に椎茸、右はチコリ。
こちらは、アンコウに柑橘系のソース。
肉料理は、これまた大好物の牛頬肉の赤ワイン煮。
ナイフ無しで崩れます。柔らかい!
そして緑胡椒が優しいアクセント。
Tさんの肉料理はシャラン産の鴨。
ピンク色がなんとも綺麗な鴨。フランスからはばるやってきたのか・・・。
お疲れ様&いただきます!
デセール
「お米のボンボン、フランボワーズとローズマリー」というメニューですが、ボンボンと言われる部分は
飴ではなく、雪見大福のような感じで冷たい求肥に柑橘のムースが。
サンピラーノというマダガスカル産のカカオを使ったショコラのデセール。
ジェラートの横に添えられたのはマスカルポーネ。
美味しかったのは、左のソース醤油のキャラメルソース。みたらし団子のような味
カフェと一緒にプチフールもカワイイ。
最後のプチフールまで、とても綺麗で魅せてくれます!な感じ。
お腹いっぱいで食べれないこともあるけれど、目だけでも楽しめる綺麗さを目の当たりにすると
やっぱりフランス料理は最後まで華やかなお料理だな~と思う
フランスで有名だったり人気なお店のセカンド店が東京で展開されることは珍しくなく、その数も年々
増えていると思うと、フランスに行かずとも美味しい料理が食べられるのは嬉しいこと
と、思う反面、「あれ?何かが違う・・・」と思って少しガッカリすることも。
素材が違ったり、そもそも水も違うので全く同じになる訳もなく、食べる時の雰囲気や温度、湿度も
考えたら違ってて当然。
でも、今回お邪魔したこちらのレストランは、そんなことを考える隙もないほど一皿一皿が美味しくて
パリを思い出す部分もあれば、日本でしか食べれない美味しさもある幸せなデジュネでした。
調子にのって昼間っから飲んだので、ほろ酔い状態。
食後はTさんと新宿でプチ迷子に 昼間から飲むのは控えましょうね、毎回言ってますTさん。
楽しいクリスマスの週末をお迎えください、Joyeux Noel!
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<INFO>
Michel Troisgros (ミッシェル・トロワグロ)
東京都新宿区西新宿2-7-2 ハイアット リージェンシー 東京1F
http://www.troisgros.jp/restaurant.html
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