Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Ski touring☆

K「見て見て、これ!ちょっとすごいことになってない?!」

夫「本当だ。スゲーなそれ!」

見苦し過ぎて画像はアップできませんが、最終日の朝、私のお腹は割れていました。。

元々筋肉がつきやすい肉質ですが、1週間程度のスキーで真ん中にうっすら&両脇にくっきり2本線が入り細長い4パックなお腹に。

なぜ腹筋が割れるか、それはこんな毎日だったから、、

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そもそもスキーが重く、それを結構頻繁に脱いで担いで歩きます、登ります。

バスやタクシーに乗って近隣の村へも移動。

それだけでも結構な筋トレです、お腹に力も入ります。

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今年初めて履いた地元オーストリアの“ATOMIC”(アトミック)の板は、踏み込んだ時の反発が抜群で素晴らしいスキーでした。

ファンシーデザインで軽量のレディースモデルなどチュルスにはなく、以前も書きましたが、そんなものを求めたり、フランスのスキーは無いのか?と聞いた瞬間「何言ってんだ!? んなものないよ、そもそもここはフランスじゃねーし。」と当然といえば当然の冷たい返事が漏れ無く返ってきます。

NLfhy120CHEDM4G1517559638_1517560230.jpgお腹も割れた最終日は、スキーツアーリング !ということで一番の遠出をすることになりました。

リフトやゴンドラを乗り継いで登りきった後に更に高みを目指す登山家のような一行。

K「あれはハード!」

H「俺たちも行くんだよ。」

まじか。。

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本気(まじ)でした。

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雪山訓練かよ…とブツブツ言いながら一歩ずつ。

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ひたすら良い雪と眺めを求めて進むのみ。

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H「すごい眺めだろ〜♡」

K「ゼー、ゼー」(息上がりまくり)

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H「ケーコ、今日はホテルに戻ったら、○○山(名前覚えられず)を滑ったと皆に話してやれ。皆がスゴイ!!って感心するぞ〜。フランス語で言うところのシャッポ〜だな(=素晴らしさに脱帽)、ハハハ♬」

K「ゼーーゼー」(言葉は返せません。。)

fullsizeoutput_638.jpg大雪なのにこの辺りは風が強過ぎて雪が吹き飛ばされて積もらないのだそう。

自分が歩みを止めると、かなり強い風がビュービュー音を立てて吹いていることに気がつきます。

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H「じゃ、降りるけど雪崩のリスクが高いから一人ずつね。俺がOKのサインを出したら来て。」

夫「ケーコ、聞いてる?ちょっと急だけど大丈夫?」

K「ゼーゼー。水、水ください。」

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で、ここ行くんですか…。

行くんですね。

こんな立ち入り禁止エリアもスキーガイドさんの判断で滑走が許可されてます。

聞けば、オーストリアのスキー学校はとてもハイレベルで、資格を取るのがとても難しいと言われているのだそう。

そんな学校卒で抜群の技術を培ったヘリーが一緒だと本当に心強いのですが、、、

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H「ビューティフル、スノーっ!!」

(ご機嫌なヘリー、ビュンビュン滑り降りあっという間に蟻んこサイズ。。)

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そして下まで降りて来て、この斜面が最後!と思ったらランナーズハイな気分(フルマラソンの経験はないけど)♬♬

さっきまで足が重かったのに、軽く感じるような、もはや自分の体じゃないような?!とにかく気分がウキウキしてたまらない、止まらない。

眼下に見えるチュル村を目指してゴーゴー!! 私が先陣切ります☆

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こうして迎えた最終日、最後まで怪我なく滑り切ることができました〜!(スキー靴から落ちない雪が深さを物語ってます)

ヘルメットを大空に投げたい気分!!

ではヘリー、今回のスキー合宿を終えて総評をお願いします。

「今シーズンの君たちはとても頑張ったし、滑りも1年前、2年前に比べるとどんどん上達しているよ。今だから言うけど、5年前初めてここに来た時の君たちのフレンチスタイルの滑りはひどかった。それはグルーミングされたゲレンデでしか通用しない滑り方で、悪い癖がたくさんついていた。その悪しき(!)フレンチスタイルを取り去るのに2シーズンかかったよ。そして3年目からどんどん良くなってるし、これからももっと良くなると思ってる。もっと滑れるようになれば、もっと急な斜面にもチャレンジできる。そうすれば一緒に素晴らしい経験ができるし、君たちに見せたい世界はもっともっとあるんだよ。だから今年教えたことを来年まで忘れずにいて欲しい。ちゃんとメモしておいてね!来年を楽しみにしているよ。」

夫「本当にグレートな時間をありがとう!!」(感極まってる感じ〜)

固い握手と思いきりハグをしあう男たち。

来年て、、やはりもうそんな話がついているのか?!(今は確認することはやめておこう、急がないとランチタイムが終わってしまう)

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ヘリーも一緒に最後のランチ。

健康オタク、ヘリーはサラダバーが大好き。

H「ケーコ、ビーツは体にいいぞー♫」

K「土の味がするからあんまり…。」

H「はぁ?土だって・・・」

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メインは、私達3人が大好きな仔牛肉の「グラシュ」。(先週は豚肉のグラシュでした)

H「フライドポテトをオーダーしていい?」

夫「もちろん!」

H「食べ過ぎは良くないんだけど〜、山盛りで食べる子供はいかがなものかと思うけど〜、揚げたては美味しいんだよね♬」

健康オタク・ヘリーよ、、あなたも子供並みの山盛りを食べているじゃないか…(そんなシーンは撮り損ねたけれど)。

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H「あ、さっきの総評にもう一言。来年2週間滑れれば今よりも何段階も上達することを保証する。」

夫「2週間か。来年のスケジュールがわからないから後で確認して連絡するよ。」

K「・・・。」(フリーズ)

H「大丈夫だよケーコ、2週間は冗談。このペースで2週間滑るには基礎体力から鍛えないと無理。夏の間にしっかりトレーニングが必要になるね。」

K「夏の間、ヘリーはどんなトレーニングしてるの?」

H「自転車を3〜4時間漕いでるけど。今より2キロ体重は軽くて顔もこんな風ににシュッと締まってるんだぜ〜。とにかく自転車は足腰、特に膝を鍛えるのにいいからオススメだよ。」

1日に4時間も漕いでたら、それだけで1日が終わってしまうじゃないか。。

 

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KEICO

新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆


そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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