H.KITCHENの週末ディネ☆
このブログではすっかりお馴染みのパリ6区ビストロ、“H.KITCHEN”(アッシュ・キッチン)ですが、これまでアップした記事のほとんどはデジュネ(ランチ)風景。
ディネに伺ったのはこれまでに数える程度なのです。
同じお店でも昼と夜とではメニューや雰囲気も違っていたりするもの。
しかも週末のディネとなればとにかく気分がアガる♬
(今現在仕事をしていない私にとってはどの曜日も同じに思われがちだけど、やはり週末の夜は特別なのだ)
と言うわけでこれまたいつも通りYMご夫妻と一緒にお邪魔しました。
ディネとは言え日没が21時半ぐらいの今のパリは明るい☆
「とりあえず」がビールではなくシャンパンが嬉しい。
と、冷えたシャンパンをいただきなら本日のオススメメニューの説明を聞く。
どれも美味しそう♬
そして腹ペコのところに北口シェフから鯖ラップのサービス。
前回伺った際に食べてからすっかりこのお料理のファン♡
作りたてのほんのり温かいところが美味しさ倍増ポイントなのよね〜と思いながらかぶりついた鯖ラップはやっぱりとても美味しい(≧▽≦)
パリに来てまだ食べていなかった季節もの、白アスパラガス。
ローストされたアスパラの上に蟹やキノコのあん状のソースがたっぷりの前菜をいただく。
こちらはアーティチョークとあさり。
アーティチョークも私にとってはヨーロッパの味。
パリ暮らし、イタリア旅行中はよくいただきますが、日本の自宅ではほとんど食さない野菜です。
メインに“Filet de canette”(フィレ・ドゥ・カネット)。
“canette”(カネット)は小鴨。
カネットは小ぶりで肉質が繊細でソフトだと言われるけれど、確かにその肉質は柔くカナールとは別物。
そして小ぶりとは言えない立派さは、H.KITCHENならでは♡
「ちょっと厚めにしときました」と仰った北口シェフ。
ちょっとではない!
ムッシュたちがオーダーした“Entrecôte”( アントルコット=牛リブロース)も驚きの厚切りカット。
脂身は少なめなのでこのサイズでもペロリ。
数切れいただいてみると、これまた素晴らしく美味しいお肉で、火入れもパーフェクト☆
マダムYさんのオーダーしたイベリコ豚も骨つきの迫力サイズ。
表面カリッと中はソフト、噛みしめるほどに美味しいブー♡
最近パリでも東京でも「豚肉」の美味しさに感激することが増えてます。
(豚コレラの広がりは心配ですが…)
苺のデセール。
どこまで糖度を追求するのだろう…と思うくらい日本の苺はどんどん糖度が増してる気が?!
私が子供の頃は苺にミルク&砂糖や煉乳をたっぷりかけて酸味とバランスしていた気がするけれど、今では苺はそのまま食べて十分甘い。
そんな苺に慣れた昨今、ちょっと酸味のあるフランスの苺を食べると懐かしい気持ちになります。
こちらはチョコレートの「パフェ」。
パフェは、フランス語の”parfait”(=パーフェクト、完全な)が語源のデザート。
日本ではトールサイズのグラスにアイス、生クリーム、チョコレートやフルーツソース、果物などがレイヤー状に重ねられ盛られたデザートのイメージですが、フランスではそれとは違ってます。
フランスで「パフェ」と言ったら生クリーム、卵黄、砂糖などがベースの氷菓子のこと。
ムース、セミフレッドなパフェ、濃厚アイスクリームのチョコレート3点セットは、確かにパーフェクトな美味しさ☆
すっかり話に夢中になり、美味しいロワールの赤ワインやミニャルディーズは撮り忘れてしまった週末の楽しく美味しいディネ@H.KITCHENでした。
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