Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

Maison de campagne a la montagne☆Vol.2

AAご夫妻の素敵な山のセカンドハウスで過ごす今年のゴールデンウィーク・前半。

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18時頃からアペリティフタイム。

美味しいロワールのヴァン・ムスー“Vouvray”(ヴーヴレ)で乾杯。

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テラスでお庭を眺めながら代わる代わる餌台によってくる小鳥達の歌を聴きながらアミューズ盛り合わせをいただく。

フランス産オリーブ、マダムAの自家製きのこマリネ&ドライプチトマト、行者にんにく、モッツァレアチーズの味噌漬け、白髪葱の下には焼豚というちょっとずつ色々の美味しい盛り合わせプレート。

ゆっくりと日も暮れたところで、みんなでクッキング♬

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もちろん、ワインを飲みながら。

まずはスティル・レッドワイン“Gosset Brabant Cuvée Gabriel Grand Cru Brut(ゴセ・ブラバン キュベ・ガブリエル グラン・クリュ ブリュット)

スティル・レッドとは、シャンパーニュ地方で生産される「ブラン・ド・ノワール」と呼ばれる辛口シャンパンの為に栽培されるピノ・ノワール(黒葡萄種)で作られた非発泡赤ワイン。シャンパーニュ地方産だけど泡無しワインなのでスティル(静止した)ワインと呼ばれるそう。

(フランスでは、Still WineはCoteaux Champenois)

ピノらしい綺麗なレッドカラーと心地よい酸味の中に感じる力強さもある個性的なワインでした。

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美味しく飲みながらマダムAの指導のもとにみんなで取り組んだのは、「点心」作り。

まず最初に「小籠包」を作りました。

中に入れる「あん」もマダムAが事前に作ってくれていたので、私達は皮を伸ばして成形するのみ。

とはいえ、その成形が思ったより全然難しい…!

さらに驚いたのは、「あん」は豚ひき肉とネギをあれこれ調味料でこねたものだけと思っていたら、その中にゼラチンで固めたスープが混ぜ込まれていること。

皮を破った時にジュワッと出る、あの熱々スープは肉汁だけはなく、ゼラチンスープだったのか…!と初めて知ったのは、もちろん自宅で小籠包は作ったことがなかったから。。

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7〜8分、蒸したところで完成。

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細切り生姜とタレをのせて出来立ての熱々をいただく。

モチっと美味しい!!

A「次、いきましょー」

全員「ウィ、シェフ!」

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四苦八苦な小籠包作りの後は、水餃子と焼き餃子を作りました。

これまた驚きだったのが、小籠包、水餃子、焼き餃子はそれぞれ生地が全くの別物であること。

そもそも強力粉、薄力粉の違いもあるけれど、卵の有無や水で解くかお湯で解くかいう違いもあるそうで、成形する以前のこの生地づくりが大変。

そこは全てマダムAが請け負ってくれた訳ですが…。

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モチモチに茹で上がった水餃子。

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旨っ (≧▽≦)

以前は餃子と言えば圧倒的に焼き餃子が好きでしたが、最近は水餃子の方が好き♡

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徐々に水餃子好きになった背景は、パリ5区の中華料理店“Au Pays du Sourire”(中国楽園)の通称「ミッテラン餃子」。

近所に住んでいた故ミッテラン大統領が大好きだったと言われるこちらの水餃子が好きになり、5区に暮らしていた頃は日曜日によく出かけました。

(関連ブログ→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/au-pays-du-sourire.html

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閑話休題。

最後は焼き餃子作り、イエ〜イ♬と、この時ワインは3本目に突入し、全員ほろ酔い状態。

小籠包より包むのは簡単なはずなのに、手元がおぼつかない…。

K「やばい!破れた…切腹です」

夫「大丈夫、余ってる皮で上から包んでダブルスキン♡こうすればわからない」

K「え…先生(マダムA)にはバレるよ」

そんなダブルスキン餃子は画像手前の左端のものです…(↑)いびつです。。

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生徒たちの成形が下手なためにフランパンに綺麗に並べられず。

でも!このパリッと焼きたて餃子もとても美味しかった(≧▽≦)

昔から餃子パーティーは何度も経験しているけれど、皮から作ったのは初めて。

しかも3種類。

餃子は中の具が主役だと思っていたけれど、こうして食べ比べると皮の違いとその美味しさに開眼!?

更に点心師と言う職業を見直してしまった。

簡単に見えるけれど、熟練職人技あってこそできる美味しく美しい点心なのだと。

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さて食後のデザートもさすがマダムA♡

中華デザートでお手製杏仁豆腐。

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ポルト酒漬けのクコの実がアクセント。

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頃合いを見計らったところでAAご夫妻の愛猫チョコくんのお出まし。

食卓に上がってもお皿を蹴散らすような粗相はなく、静かに鎮座。

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時々ニャーと私達の会話にも加わる、空気の読めるチョコくん。

明日も一緒に遊びましょっ♬

☆Belle et Bonne Blogも絶賛更新中☆
 
 

KEICO

新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆


そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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