MONET・FROMANGER☆
閑静な住宅街、パリ16区のブーローニュの森とラヌラグ公園との間にある“Musée Marmottan Monet”(マルモッタン・モネ美術館)へ。
エントランスの両サイドの壁には二人のムッシュー。
1882年にこの館を買い求めた実業家、ジュール・マルモッタン。
そもそもは狩りを楽しむための別荘だったそう。
その息子ポール・マルモッタン(1856-1932)が邸宅へと改装し、自らが蒐集した美術コレクションを収めました。
ポールの死後、邸宅&コレクションはアカデミー・デ・ボザールに寄贈され、1934年から美術館として公開。
パリでClaude Monet(クロード・モネ)の「睡蓮」を鑑賞となると、Musée de l'Orangerie(オランジュリー美術館)が有名ですが、この美術館にもモネ作品は豊富で、印象派という言葉を生んだ有名代表作“ Impression, soleil levant”(印象-日の出)(1873年)も実はこの美術館のコレクション。
とは以前のブログでも何度か書いてますが、パリの真ん中の喧騒を離れて時々鑑賞に出かけています。
場所柄もあってか比較的空いていることが多く、独占的に鑑賞できる瞬間もままあり☆
それはモネ作品に囲まれた、なんとも贅沢な時間。
この日合わせて鑑賞したのは、特別展“MONET / FROMANGER IMPRESSION, SOLEIL LEVANT 2019”(モネ/フランマンジェ 印象-日の出)。
Gerard Fromanger(ジェラール・フロマンジェ)という画家は私にとっては初耳画家。
1939年にフランスのイヴリーヌ県ジュアール=ポンシャルトランに生まれたフランス人アーティストで、コラージュ、彫刻、写真、映画、リトグラフを使った現代アーティストだと知りました。
「印象-日の出」
初めてみる作品はビビットカラーでインパクトがあり、面白く感じました。
「友人たちの肖像画」
「背中合わせ・緑」(作品タイトルはいずれもシンプル)
クラシックなものからモダンなもので幅広い芸術が身近にあるパリです。
本展は2019年9月29日まで。
また、こちらの美術館では来月12日からは“Mondrian Figuratif”展がスタート☆
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