ぶらりMusée d'Orsay☆
近所を歩いていたら、いつもの噴水が蛍光黄緑色の水に…!
芸術の秋。。
これもコンテポラリーアートなのかな…と思いつつ、雲の晴れ間に運動がてら歩いて向かったのはオルセー美術館(Musée d'Orsay)。
今シーズンも年間パスポートを更新したのでちょこちょこ時間を見つけて出かけています。
現在特別展を開催していないせいか?入口には行列ゼロで館内もとても空いていました。
そしてこの美術館で多くの人がまず目指すのは、上の階にある印象派画家たちの有名代表作ということもあって、この日は1階フロアの絵画コーナーは特にガラガラ。ほんのひと時とはいえ貸切気分とは贅沢な美術鑑賞タイムとなりました。
だったら今日は1階右側に並ぶ展示室限定でじっくり鑑賞してみることに。
まずは大好きな画家の一人、ルドン(Odilon Redon)の作品から。
この肖像画(Portrait de la baronne Robert de Domecy)は初めて観た、気づきました。
年間を通じて繰り返し来ていてもまだまだ知らない作品や見過ごしていたり改めて認識する作品の多いこと!
ロートレックがササっと落書きした風な作品(マダムの肖像画)だけど、そのラフな感じがまた素敵。
何に描いたのか?と思ったらダンボール…。
ダンボールをあえて選んで描いたのか、本当にその時のノリでそこに描いたのか?
私は後者だと思いたい。と思うのは、そこにわざとらしさを感じないから。
夢(Le Reve)というこの幻想的な作品の作者はなかなか覚えられない…。
Pierre Puvis de Chavannes(ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌ)という19世紀のフランス人画家のもの。
なんともインパクトのあった一枚はPaul Ranson(ポール・ランソン)の「黒猫と魔女」。
魔女の怪しい怨念に黒猫が反応してる感じ?!
そして魔女は誰にどんな魔術を仕掛けようとしているのだろう…。
只今特別展示されているMaurice Denis(モーリス・ドニ)の一枚(Légende de chevalerie. Trois jeunes princesses ・façon tapisserie)は大きなタピスリー☆
Pierre Bonnard(ピエール・ボナール)やエドゥアール・ヴュイヤール(Édouard Vuillard)の見慣れぬ作品がいっぱい!
と思ったそのコーナーは、
2010年にZenineb et Jean-Pierre Marcie-Riviereさんというご夫妻からオルセー美術館に寄贈された作品たちです。
ちょっと前までこれだけの作品を個人で所有していたとはスゴイ!
とりあえず今回は右半分の鑑賞で終わりにしましたが(お腹が空いたから…)、何度も来ても新たな気づきや今までと違った印象を受ける作品たち。
方向音痴な私でも迷子にはなりづらいサイズ感も好きな美術館です。
最後にこの絵を描いたのは誰?
私にはとても意外で驚きました。
答えは、
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↓
↓
ピカソ!(La Buveuse d'absinthe・アブサンを飲む女)。
角砂糖に浸していただく薬草系キリュール「アブサン」の虜になった芸術家は多いと言われてますが、ピカソもその一人。
Bon week-end(^^)/
☆おまけのパリをBelle et Bonne Blogで更新☆
今日は、「クセになりそうなジャンクなお菓子?!」
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1686.html
<info>
Musée d'Orsay
1 Rue de la Légion d'Honneur, 75007 Paris
http://www.musee-orsay.fr/
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