魔訶不思議アドベンチャー☆
グリュスゴット!(こんにちは)
今年も私達と一緒に滑ってくれるスキーガイドはこの男☆ヘルムートこと「ヘリー」。
ビビりました。
初日ファーストランが膝上の新雪、この上なく素晴らしい雪質なのだけれど、今シーズン初な深さに体がこわばって力む力む。。
H「わおっ、ナイススノー☆ 今日はラッキーだ!」
なんの心の準備も足慣らしも無しに挑む…それってラッキーと言っていいのかどうか?!
滑りながらどんどん誰も滑ってないところを求めて進む。
暖冬な雪不足って嘘だろ…こんなにあるじゃないか…。
でもヘリーはもちろん、ホテルの人もゲストたちも口を揃えて今年は雪不足でコンディションが悪く、いまいち楽しめない毎日だったそう。
それが先週末ちょっとまとまった雪が降ってだいぶ良くなったと言うことで、どこへ行っても先週末から現地入りした私達は「あなた達ラッキーよ!!」と言われまくり。
先週末は予報以上に降ったようです。
山の天気は変わりやすく、1日の中でも真っ青な空だと思ってたら一気に曇天、ホワイトアウト。
前後左右だけでなく上と下もわからなくこともしばしばあって、そうなると自分が進んでるのかどうかも感じづらく方向感覚がなくなり気持ち悪く(船酔いチック)私としては魔界に踏み込んだような気分です。
更に雲の中に入ってしまうと2、3メートル先も見えてなくなってしまうので遭難迷子になりそうで怖い…。
ちょっとでも遅れると先を滑るヘリーを見失う怖さもるので必死についていくしかない!
そしてまた山を下ってくると青空になって視界が開けたり。
毎年この地に来ると自然と脳内BGMが流れ始めるのですが、今回はまさかのアニソン。
「ドラゴンボール」TV初回公開時のオープニングテーマ曲「魔訶不思議アドベンチャー」♬
つかもうぜっ! DRAGON BALL♬ 世界でいっとー スリルな秘密
探そうぜっ! DRAGON BALL 、世界でいっとー ユカイな奇跡♬
この世はでっかい宝島♬
そうさ〜今こそアドベンチャー!
って、なんだよぉこのアドベンチャーは!?状態。
ブッシュの生い茂る斜面の中…。
例年ならこのブッシュは雪に埋れて10センチ枝が見えるかどうかな状態ですが、今年はこの有り様ってことはやはり雪不足。
ヘルメット&フェイスマスクでガードしているのものの、その枝がビシビシ顔を叩く上に時々雪の中から出っ張った枝と雪の間にスキー板が挟まって転ぶ。なかなか危険。
全く油断できねーし。
(いつも通りスキー合宿中は言葉が荒っぽく、口汚くなることも度々ですがご容赦ください)
夫もまんまとそんなトラップにはまってスキー外れる(笑)でもスキー板が斜面から流れて紛失しなくてよかった。
そんなアドベンチャーの連続。
ところで去年私が左膝内側靭帯を伸ばす怪我をしたのは最終日。
全て自分の慢心による怪我と言いきれます…。
競技スキーではなく一般スキーヤーがスキーで怪我をするケースで多いのは人との接触事故。それからスキー板が外れないことによるもの。
私の怪我は後者の板が外れないことによる怪我でした。
(例年通り壮大な眺め!)
と言うのも、最終日はいつも怪我なく終わるために難しい斜面には行かず、ペースも落としてゆっくり滑るのが慣例で去年も最終日後半はとても緩やかな斜面に行きました。
それまでスリル満点な滑りをしていただけに私の緊張感はゼロ。
こんな所は目を瞑っても滑れちゃうよ、お腹も空いてきたけど今日のランチはなんだっけ??なことを考えてながら滑っていたら、ゆっくりゆっくりスローモーションのように転倒。
その時スキー板は外側に開き、緩い斜面なのでスピードが足りずスキー板が外れず膝は板とは反対の内側に入り絞るように捻って転んでしまいました。
なので!とにかく今年はどんな斜面も谷も気を抜かない、集中すること!!を自分に言い聞かせながらす滑ってます、登ってます。
ヘリーも膝を気遣ってくれて感謝です。
最後にどうでもいいことですが今回のスキー用にアイフォンケースをカール・ラガーフェルドの愛猫「シュペット」デザインに。
というのも普段つけている手帳タイプよりも極寒雪山で写真が手早く取れるから。
普段はファッションの話題には興味を示さぬヘリーが「それ、カール・ラガーフェルドだ〜!!ウケる!亡くなってもうすぐ1年だよね」とか言うのでちょっと驚いてしまった。
さすがモード界の帝王☆
と、そんなアイフォンをポケットから素早く取り出しアドベンチャースキーを撮る余裕が少しずつでてきました。
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