Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

原点はフランス☆赤編

先日の「原点はフランス☆白編」に続いて今日は赤編=赤ワイン編。

(関連記事→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-1232.html

これまた合わせた料理は自宅料理と過去の撮り溜め画像からソムリエール気分で合わせてみましたが、ワイン専門知識によるものではなく、あくまで個人的趣味嗜好でのマリアージュです。

Dom. G. Roumier(ドメーヌ・ ジョルジュ・ルーミエ )の Morey Saint Denis 1er Cru Clos de la Bussière(モレ・サン・ドニ プルミエ・クリュ クロ・ド・ラ・ ブッシエール)2005

繊細でエレガント、これぞブルゴーニュ!

15年の熟成感は素晴らしく、抜栓してから飲み終わりまでどんどん味わいは変化し、その都度都度が「美味しい!」の言葉しか出ませんでした。

口あたりはスル~&しっとりで極上シルクのよう。

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教科書的には熟成モレサンドニには、ジビエ料理合わせかと思いますが、肉質なめらかな和牛ハンバーグを妄想マッチング。

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以前から書いてますが、私の場合ワインは人を勝手にイメージして記憶すること度々。

という訳で、このワインは、ディーン・フジオカさん♡(来月スタートのドラマも気になる!)

Dom. Ramonet(ドメーヌ・ラモネ)の Chassagne Montrachet  (シャサーニュ・ モンラッシェ )2006

これまたブルゴーニュで、中でもラモネのワインは大好きなのであれこれストックしてます。

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赤ベリー系のギュギュッと詰まった果実味の豊かさとミネラルも感じ、繊細な中にも力強さも感じる私の中では細マッチョワイン。

2006年だから若僧ではなく大人、喩えるなら西島秀俊さん。

仔羊肉が合いそうですが、ここ最近食べてません…。

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Chateau Trotanoy(シャトー・トロタノワ)のPomerol(ポムロール)1997

イエーイ、久しぶりの熟成ボルドー♬と抜栓前からテンションが上がった1本。

その期待を裏切らない、いやそれ以上だった!

華やかで、派手な美味しさに感じるヴィンテージボルドー。

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ちなみに「Trotanoy」(トロタノワ)とは、古いフランス語で「ほとほとうんざりした、憂鬱な」という意味だそう。

なんでそんなネガティブな名前をつけるの?と思ったのですが、土地が砂利と厚い粘土が混じりあった複雑な土壌で、夏は乾燥して土壌はギシギシに詰まり、雨が降った後はコンクリートのような硬さになり、耕すのがほとほとうんざりなことからきたことに由来だそう。

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この手のワインは大ぶりなボルドーグラスでいただくと一段と美味しい。

 夫「95、96年の大当たり年の陰に隠れて目立たない97年だけど、かなり美味いよな」

K「えええ、、95、6年ってもっと美味しいの!?どんだけ〜?ですな」

味わいまろやかで女性的に感じたので、井川遥さんをイメージ。

ソースに贅沢なワインをたっぷり使ったスペシャル感のある煮込み料理とマリアージュ。

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Chateau  Palmer(シャトー・パルメ)のAlter Ego de Palmer(アルタ レゴ ドゥ パルメ)2005

シャトー・パルメのセカンドラベル。

セカンドラベルでこの美味しさとなると、ファーストラインはどこまで突き抜けているのか!?

ALTER EGO(アルテ・レゴ)とはラテン語で「分身、無二の親友」という意味だそう。

(てっきりエゴイストなやつ!みたいな意味かと思っていた…)

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イメージ的には只今絶賛鑑賞中の韓国ドラマ「愛の不時着」の主人公リ・ジョンヒョク役のヒョンビンのイメージ。

顔つきは甘めだけど胸板厚いマッチョでセクシー。

役柄的にはちょっと可愛さもあって…♡

ブラックチェリー、ブルーベリー、カシスなどの黒ベリーのアロマとスパイシー、チョコレートぽさも感じたので黒胡椒ピリッと効かせた熟成肉のステーキと一緒に。

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K「ヒョンビンと飲みたい♡」

夫「妄想が過ぎる…」

Dom. Sylvie Esmonin(ドメーヌ・シルヴィ・エモナン)の Gevrey Chambertin 1er Cru Clos st Jacques(ジュヴレ・シャンベルタン・1er・クロ・サン・ジャック)2011

エモナン家はフランス革命前からブルゴーニュに住んでいたという旧家。

そこで現在当主を務めるのが、女性ヴィニュロンとして高い評価を受けフランスのワイン専門誌で最優秀ヴィニュロンに選ばれたシルヴィさん。

葡萄栽培家の祖父・両親のもと、ジュヴレイ・シャンベルタン村で育ち、食品専門の大学で栽培と醸造学を修め、ボルドー、ボジョレー、プイィ・フュッセ他のワイン産地で醸造技師としてワイン造りに携わってきたそう。

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ナポレオンも愛した王のワインと称されるジュヴレ・シャンベルタンは、力強く男性的な味わいと言われますが、造り手が女性のせいか?このワインには女性ならではの繊細さも感じられました。

とは言え、やはり骨太、筋肉質で濃いめ、酸もミネラル感もしっかりしたワインでした。

ナポレオンのイメージが強くて他に人物イメージが湧いてこないので、若かりし頃のボナパルト!として記憶。

(↓ジャック=ルイ・ダヴィッドの「サン=ベルナール峠を越えるボナパルト」)

David_-_Napoleon_crossing_the_Alps_-_Malmaison1 copy.jpgナポレオンはシャンベルタンとエポワス(ブルゴーニュの名物チーズ)のマリアージュを楽しんだという記録が残っているそうです。

次回は私もエポワスと一緒に飲みたい!

Chateau Les Trois Croix Famille Patrick Leon Fronsac (シャトー レ トロワ クロワ ファミーユ パトリック レオン フロンサック)2015

XzDV7Js9RfqPh08UzlVOZA.jpgコストパフォーマンスが高いと感じたお値打ちボルドーワイン☆

Les Trois Croix(レ・トロワ・クロワ=3本の十字架)という名前は、葡萄が育つフロンサック、セイヤン、サンテニヤンの3つの村にそびえる3つの教会の塔に由来しているそう。

メルロー主体で、その葡萄の木の大半は樹齢50~70年の古樹(ヴィエイユ・ヴィーニュ)で、平均45年以上。

なので2015年とはボルドーとしては早飲みですが、そう感じない深みと複雑性がありました。

女性で若いのに老成してる感じをイメージ。誰だろう…?

料理は実際にはすき焼きと一緒に楽しみましたが、黒醋酢豚なども良さそうと思いました。

フレンチなら鴨のローストなどかな〜。

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深まる秋の中で赤ワインを楽しみたいと思います。

*************

パリの1枚。

パリでは頻繁に食べるのに日本ではなかなか食べないものの1つ。

シュガーたっぷりのクグロフが突然食べたくなりました…。

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☆Belle et Bonne Blogも絶賛更新中です☆

 

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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